【障害者雇用】人気ナンバー1!事務職の働き方解説

求職者の障がい者雇用

障害者枠の求人で一番人気がある職種は事務職です。特に地方では事務職の求人が出ないため、1人採用求人に10人の応募ということもあります。

それ程人気のある事務職ですが、じつは採用のハードルも高い求人でもあるのです。

今回は障害者雇用で事務職で働く上でのハードルをまとめていきます。

事務の仕事ってパソコンで作業していてかっこいいな~
あんまり人との関わりも少なそうだし・・
よし!事務職に応募しよう!

事務職かー
でもはたら君って事務職がどんな仕事をしているか知ってる??

パソコンで何かしている!

3割くらい合ってるけどそれだけじゃないんだよ!
よし事務職がどんなことをする仕事なのか解説をしていこう!

この記事の概要
  • 事務職か会社経営には欠かせない縁の下の力持ち
  • 事務職には種類がある。
  • 事務職のハードルは仕事の難易度だけではない
  • 事務職を目指すなら就労移行支援事業所がおすすめ

 



事務職の仕事

事務職ってパソコンで仕事をするくらいしかイメージがないんだよね

なかなか仕事を見る機会が少ないからね。
ざっくりどんな仕事か見てみよう!

事務職の仕事内容

事務職は「縁の下の力持ち」「なんでも屋さん」とイメージすることが一番合っているというほど会社の運営に重要なポジションです。

その仕事内容は業種や会社によって具体的な仕事内容は多岐にわたります。

例えば・・・
  • 会議資料の作成(Excel、Word、PowerPointなど使用)
  • 電話の対応
  • データの集計やチェック
  • 備品の管理
  • 郵便物の準備から発送
  • 資料のファイリング、管理
  • 来客の対応
    などなど

書ききれないくらいの業務があります。

事務職は直接会社の売り上げに繋がる仕事は少ないです。

しかし、営業や製造など他の職種の人達が、それぞれの仕事に集中出来るようにサポートすることで、会社の運営に携わっています。

なるほど!
パソコンで入力するくらいだと思っていたけどいろんな仕事があるんだね!

正直こんなに仕事が出来るか不安だよ・・・

大丈夫!事務職と言ってもいくつか種類があるんだよ。
種類毎に特化している仕事内容は違うんだ!

事務職の種類

事務職は業種や部署によって仕事内容は変わります。

こちらの表を見てください。

求人票の職種欄にはこの種類で記載をされています。

ひとくくりに事務と言っても仕事内容は全然違うので、

仕事を探す際には、自分の希望する職種を考えてから応募しましょう。

こんなに種類があるのは知らなかった!

資格についても絶対必要な資格というのはないんだ!
もちろん持っているとアピールになる資格はいくつかあるよ!

事務系の資格

事務の仕事には必要と言われる資格はありません。

ですが、

  • MOS(Word、Excel、PowerPoint)
  • 簿記
  • 医療事務

などの資格もしくは経験などがあると面接ではアピールになります。

でも、見る限りだと仕事内容が難しそうだし、採用までのハードルが高そうだね。

もちろん仕事内容もあるけど、ハードルが高いのは仕事の難易度だけじゃないんだよ!

事務職の採用が難しい理由

採用のハードルは仕事の難易度だけじゃないってどういうこと?

難易度だけで見たら事務補助みたいにそんなに難しくない仕事や
会社によっては仕事内容を配慮してもらえることもあるけど
事務職が難しい理由がほかにもあるんだ。

事務職が難しい理由
  • 仕事自体の難易度が高いことがある
  • 人気のため倍率が非常に高い
  • 臨機応変な対応を求められることが多い
  • コミュニケーションを取る機会が非常に多い
  • スケジュール管理を求められることが多い

詳しくまとめてみましょう。

仕事自体の難易度が高いことがある

先ほどの表にもあった通り、人事や労務などは実践的な知識を求められることになります

障害者雇用で入社し配慮があると言っても、ある程度の知識を身に付けることは必須です。

そのため入社後にイメージのギャップで退職をする方も多いです。

人気のため倍率が非常に高い

逆に、難易度の低めな事務補助はかなり人気です。

特性上、電話応対が出来ない方やパソコンを使用した軽作業を希望している方にとっては、これ以上ない仕事内容です。そう考えている方は少なくないため、必然と倍率が高くなり採用が厳しくなります。

臨機応変な対応を求められることが多い

事務職は固定の仕事だけでなく、その時の状況を判断して行動することを求められることがあります。

例えば・・・
電話中に来客がきた時の対応
上司2人から別々の業務の依頼があった時の対応
など

こうした時に冷静に対応が出来ることも求められます。

コミュニケーションを取る機会が非常に多い

電話応対や来客対応などコミュニケーションを取る機会が非常に多いです。

特に営業事務では常に営業と連携を取って対応する必要があります。
そのためパソコンの業務がメインだと考えている方にとってイメージと変わってくることがあります。

確かにこれだけ見てもハードルの高さが分かる気がする
じゃあ事務の仕事は諦めたほうがいいか~

諦めるにはまだ早いよ!
さっきも言ったけど仕事内容に関しては合理的配慮をしてもらえる可能性があるんだ!

事務職の合理的配慮

合理的配慮??

まず合理的配慮に関して簡単におさらいしようか!

合理的配慮とは

障害に対して企業が配慮することで、仕事に集中する環境を設定することを言います。

例:車いすでも通れるように通路を確保する、通院日の確保など

会社は出来る限り働く方に対し配慮する努力することが義務となっているんだよ。
次に事務職の配慮について解説していくね

事務職における配慮

合理的配慮はどんなことでも配慮してもらえるわけではありません。
会社の許容範囲を超える配慮に関しては対応してもらえないこともあります。

例題を使って説明をしていきましょう。

例題の求人

一般事務の求人で

仕事内容が

  • ファイリング
  • データ入力
  • 郵便仕分け
  • 電話対応、来客対応

の4つあるとした場合を想定して考えていきます。

どうしても苦手な仕事がある時の配慮

電話応対が苦手な場合、ほかの仕事が問題なく出来るのであれば交渉しても採用の確立は高いです。

しかし電話応対とパソコンが二つの業務が苦手な場合はファイリング、郵便仕分けしか出来る仕事がなくなってしまいます。

このような場合は出来る仕事が限られてしまうため、交渉しても採用の可能性が低くなってしまいます。

工夫をすれば仕事出来る場合

電話応対は苦手な場合

マニュアルがあれば問題なく仕事が出来る、取次だけなら出来るなど

どんな工夫があれば出来るのかをしっかり説明することが出来れば問題ないです。

こうした配慮の依頼に関しては受け入れてもらえることが多いです。

あくまでも配慮は仕事に集中できる環境を作ってもらえるということです。好き嫌いではなく、特性や症状で判断して交渉しましょう。

なるほど!
苦手なことを伝えた上で配慮してもらうことも出来るんだね!

ただし、仕事を選ぶときは配慮ありきではなく、ここだけ配慮してもらったら仕事に集中出来るという考え方で選ぶ必要があるね

事務職で働くために就労移行支援事業所を活用する

ここまで見てきて、事務で働くには少しハードルが高い気がしてきたな~

今の自分に出来るか出来ないかを知ることがこの記事の目的!これは自己理解の一つだね
でも「出来ないかも」と諦める必要はないよ!

どうすればいいの??

就労移行支援事業を活用してみて!

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所は就職に関する福祉サービスの一つで、就職活動と就職後長く勤められることを目標に訓練をする事業所です。

事業所のスタッフが就職活動から訓練までしっかりとサポートしてくれます!

各事業所によって特化していることが違いますが、事務系特化の事業所であれば、資格取得はもちろん、事務職に必要なビジネスマナーやスキルを身に付けることが出来るのです。

なるほど!
ここなら自分に必要なスキルを身に付けて、事務職で働くことも出来るかも!

事務系に就職を目指している方におすすめなのはこの2つ!

【atGPジョブトレ】

障がい特性に合わせてコースが分かれている就労移行支援事業です!

うつ、発達障がい、難聴、難病、統合失調症の5つのコースに分かれており障がい特性応じたサポートで就職を目指すことが出来ます。

さらに就職者の約95%が事務職への就職をしているため、事務での就職を目指している方にはうってつけ

このサービスを提供しているatPGは就職のエージェントもしていますので

就職先もしっかり探してもらえます。

【LITALICOワークス】

就労移行支援事業といえば一番に出てくるのがLITALICOワークスです!
これまで6000人以上の就職をサポートしてきており、事務職はもちろんその他職種にも幅広く実績があります!
また一人ひとりに合わせてステップアップする仕組みがしっかり出来ており、就職活動の悩みに気軽に相談が出来る環境です!
悩んだらぜひ問い合わせてみてください!

就労移行を活用することで事務職で働くためのスキルが身に付きます!
検討してみてください!

まとめ

この記事のまとめ
  • 事務職か会社経営には欠かせない縁の下の力持ちなのでその分仕事も重要
  • 事務職には種類があり、内容も違うので確認してか目指す必要がある
  • 事務職のハードルは仕事の難易度だけではなく、倍率やマナーも重要になる
  • 事務職を目指すなら事務職に強い、就労移行支援事業所がおすすめ

事務職はあまり目立たないため仕事内容をイメージすることが非常に難しいです。

また企業秘密や個人情報を扱うこともあるため、見学や職場体験が出来ないこともあります。

皆さんのイメージよりは厳しいところもあるかもしれませんが、その分重要な仕事です。

しっかり準備をしてから就職を目指していきましょう。

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