以前当事者向けに障がい者雇用についてまとめました!
【障がい者雇用と一般就職なにが違う?】分かりやすく解説!!
なので今回は会社側の視点でまとめていきます!
障がい者雇用に関してあまり知識が無い人事担当も多く
上司から「障がい者雇用を進めていけ!!」
と言われてもどうしたら良いのか・・・
と悩んでる人事担当の方も多いです!
なので今回は企業向けの内容で発信していきます!
・障がい者雇用とはなにか
・障がい者雇用をする事でのメリットとデメリットは
・障がい者雇用をするために何から始めたら良いのか
それでは行きましょう!!
障害者雇用について
まずは障害者雇用についてまとめていきます!
障害者雇用とは
障害者手帳をお持ちの方が対象で障がいを持っていても雇用しやすい環境を整える働き方のことです!企業側が障がい者に対しての合理的配慮をした上で働きやすい環境をつくり働いてもらう事が目的のものです!
合理的配慮とは
障がいに対して企業側が出来る限り対策をとる必要があるという義務です!
ただし絶対ではないので対象者と相談しながら配慮出来る事を模索する事が必要となります!
例えば通院の希望があった際、月1~2程度であれば問題ないですが週に4日は難しい等
企業が対応できる部分を明確して折衝する事で配慮を決めていきます!
企業側のメリット、デメリット
障害者雇用を促進していくと会社側にはどんなメリットがあるのでしょうか!?
企業側のメリット
障害に対応が出来る環境を整えることで貴重な人材を雇用できる
高いスキルがあっても障がいを理由に一般の働き方が出来ないと悩んでいる方も多いです。
そのため環境を整えることで貴重な人材を確保できます!
雇用義務のある企業は納付金を支払う必要が無い
納付金とは法定雇用率に達していない企業は不足人数×月5万円を支払う義務があります!
法定雇用率や納付金に関してはこちらの記事でまとめています!
条件を満たせば国から助成金をもらう事が出来る。
障害者雇用に関しては国からの助成金制度がいくつもあります!
条件を満たしていれば支給してもらえます!
例:トライアル助成金、特定開発助成金、雇用安定助成金など・・
助成金の詳細はこちらから↓
企業イメージの向上
障害者雇用に取り組んでいる企業は会社イメージが良くなるため上場する時や融資を受ける際に印象が良くなると言われています!
進めていく事のデメリット
コストがかかる
障害の種別によっては物理的な環境を整える事
教育に時間が掛る事が想定されコストがかかることがあります。
そのコストを軽減するため助成金があります!助成金を上手く活用する事がコスト削減のキーポイントになります。
障がいに対して苦手意識
そもそも障がいに対しての苦手意識がデメリットと感じている担当者もいる為なかなか障害者雇用が進まないことが多いです!
障害者雇用を進めるための5ステップ!
障害者雇用を1から進めるためはいくつかの手順を踏む事で
より良い人材を採用する事が出来ます!
ステップ2 支援機関の存在を知る事!
ステップ3 ハローワークを活用する事
ステップ4 職場見学、実習をする事
ステップ5 トライアル助成金を活用する事
ステップ1 障害について知る事
まずは障がいについて知る事が必要です!
障がいについての特性と対応策を知る事で苦手意識を減らす事が出来ます!予備知識がないと不安になるのは当たり前です!しっかり理解をする事から始めましょう!
ステップ2 支援機関の存在を知る事
障がいのある方は生活や就職に関してサポートをしている支援機関が付いている事があります!
就職に関しては障害者就業・生活支援センター、就労移行支援事業所等です!この支援機関は当事者の就職活動、職場定着が出来るように支援する事業所です!上手く活用する事でより良い人材を紹介してもらえたり、就職後のトラブルなどに関しても対応してもらえます!
ステップ3 ハローワークを活用する
障害者枠の求人を出すのに1番なのはハローワークです!ハローワークでは障害者求人という枠を作っており求人作成のサポートをしてもらえます!障害者雇用が初めての場合はハローワークを活用すると良いでしょう!ちなみに福岡県では障害者雇用拡大事業というものを県主導でおこなっています!ここでは障害者雇用に特化したサービスを受ける事が出来ます!他県では見た事が無いので福岡の企業の方は一度問い合わせてみても良いと思います!
ステップ4 職場見学、体験をする事
障がい者雇用ではミスマッチというものが起こりやすいです!求人票のみでは当事者の方は仕事内容や環境をイメージしづらい方も多いです!なので見学をする事で作業のイメージを付ける事、職場体験をして実際に出来る作業なのか確認する事で職場定着率が格段に上がります!
そのためここまでして初めて応募するかどうかを決めてもらうと良いでしょう!
ステップ5 トライアル助成金の活用をする
トライアル助成金とは知的障がい、身体障がいの方は3ヶ月間、精神障がいの方は6ヶ月間有期雇用で雇用し業務に関して見極めをするいわば試用期間のようなものです!この制度の企業側のメリットは大きく2つ!
1.トライアル期間中は毎月8~4万円の助成金がもらえる
2.有期雇用の為、万が一雇用基準に満たない場合は契約満了として契約を打ち切る事が出来る!
この助成金を活用する事で職場定着する確率がかなり上がります。
この5つのステップを確実に進めていく事が障害者雇用を進めていく事でより良い人材を確保することに繋がります!
まとめ
企業向けに障害者雇用の5ステップをまとめました!
障がいに関しての知識が無い事でかなり手が出しづらい分野だと思いますが
良い人材は必ずいる為しっかり知識を学ぶ事から始めましょう!!
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