【障害者雇用】採用される人の5つのアピール

求職者の障がい者雇用

療養後にいきなり働くことに不安を感じている方や福祉就労のA型やB型のように訓練をしている方にとっては、どのタイミングで一般で働いていいのかわからない、すぐに仕事をしたいけどいざ働くとなると不安に感じている方もいると思います。そんな方のために就職活動を始めるタイミングの基準についてまとめていきます。

体調や状況によっても異なりますが一つの目安として参考にしてみてください。

この記事の概要
  • 一般就労に進むタイミングは5つの力で考える
  • 5つのスキルは最低3つ身に付けると良い
  • 企業は資格や経験よりも重視していることがある
  • 5つのスキルを身に付けるためには就労移行支援事業を活用することが良い

それでは行きましょう!

 



障がい者雇用とは

まずは障がい者雇用の概要を振り返りましょう。

障がい者雇用は障がい者手帳を持っている方が選択できる働き方のことを言います。

障害者手帳のイラスト

一般求人との違いは障がいに対して配慮をしてもらえることです。

具体的には建物のバリアフリー化、通院日の休み、マニュアルを作る、定期面談など障がいを持っている人が仕事に集中出来るように環境整備をしてもらえます。

ただし環境を整えるためにコストや人手が必要なこともあり、すべての要望に応えられないため会社と相談する必要があります。

障がい者雇用について詳しく知りたい方はこちらから↓↓

では5つの力について解説していきます。

一般就労を目指すための5つの力


今回選んだ5つ力は就職活動にも必要ですが、就職後に長く働くことを想定しています。
自分が望む期間働けるように自分に照らし合わせて考えてみましょう。

一般就労の5つの力
  1. 自分の障がいに対しての症状や対処法を説明が出来る
  2. 最低20時間以上働ける体力をつける
  3. 週4~5日程度の出勤が出来るように生活リズムを整える
  4. 時間を守る
  5. 挨拶、報告、相談が出来る

自分の障がいに対しての症状や対処法を説明が出来る

自分の障がいを理解していることは重要なポイントとなってきます。一般的な障がいの症状もそうですが、自分の症状を言葉で説明できることは会社にとっては、ある程度管理が出来ている印象になるため安心されます。

また急遽対処が必要な状態がある場合(例:てんかんの発作、精神症状でのパニック)の対処法に関して周囲への理解を求めるためにも事前に説明しておく必要があります。

20時間以上働ける体力をつける

障がい者雇用の枠で働くためには週20時間以上働くことが必須です。
そのため20時間以上働くことは一つの基準となります。

ガッツポーズのイラスト(スーツ)

また未定ではありますが、今後週10時間以上になるに引き下げられる可能性があります。ですが現状ではまだ20時間を基準に考えると良いでしょう。

週20時間という働き方は・・・

1日4時間であれば5日間
1日5時間であれば4日間程度出勤になります。

週4~5日程度の出勤が出来るよう生活リズムを整える。

週20時間働くためには予定されている出勤日、出勤時間には行ける必要があります。

そのため体調をある程度コントロールできるもしくは把握出来ておく必要があります。服薬管理や生活リズムを仕事合わせて調整することが仕事を続けていくためには大きなポイントになります。

時間を守るれること

決められた時間、決められた日に、決められた場所にいることは長所になります

遅刻、欠勤、早退が多いといつも休む人だと印象がついてしまい仕事がお任せできません。決められている時間は出勤できるように体調を整えることは大切です。

腕時計を確認する会社員のイラスト(男性)

ただし体調が悪くなったときは別です。体調が崩れたときに我慢するのではなく、周囲の方に相談が出来ることは障がい者雇用にとって特に必要な力になります。

挨拶、報連相が出来る

挨拶や報告連絡相談などは、良い人間関係を築くきっかけとなります。

雑談まではできなくても構いませんので、仕事のする上での必要最低限のやり取りができるようになることはとても重要なコミュニケーションスキルです。

挨拶をしているサラリーマンのイラスト

上記の5つ力は働く上で必要な力です。
そろそろ一般企業で働きたいと考えられている方一度自分の状況を当てはめてみると良いでしょう。

一般就労をするタイミング

5つの力すべてを身に付けてから就職活動を進めることが理想的ですが、さまざまな事情で就職活動を急がなくてはいけないこともあります。
最低でも3つの項目に自信を持てるようになってから就職活動をすると良いでしょう。

今回紹介した5つの力の中には技術を身に付けることや資格の取得のようなもの入っていません。
その理由についても解説していきます。

採否を決めるときに会社の考え方

人事担当は採用、不採用を決めるとき、社風に合うか、資格や経験があるかなど様々な視点から見ています。

そんな人事担当者が障がい者採用の際に最初に見ていることは「仕事の最低限のスキルが身についているか」です。

最低限のスキルとは・・・
・決められた日数、出勤が出来そうか
・挨拶はできているか
・身だしなみは整えられるか
など

態度の悪い受験者のイラスト(就職活動)

面接などの選考の中でこうした「最低限のスキル」が身についているか最初に見ています。その後資格や経験をみて判断することになります。

つまり「最低限のスキル」が出来ていないことには、資格などのアピールもできないということになります。そのため5つの力が必要となるのです。

しかしこの5つの力は1人や家族で身に付けるには限界がありますが、
こうした力を身に付けるためのサポート機関がありますのでご紹介します。

5つの力を身に付ける機関 就労移行支援事業所

今回紹介した5つの力は自分の力で身に付けることはかなり難しいです。そのためこうした訓練をしてくれる機関が存在します。
それが就労移行支援事業所です。

就労移行支援事業所とは

就労移行支援事業所は企業で働くために生活リズム、ビジネスマナー、パソコン、作業訓練など就職を想定した訓練が出来る場所になっています。

さらには履歴書、職務経歴書などの応募書類の作成や面接の練習、見学、体験などの日程調整から同行など就職活動全般のサポートを受けられます。

就労移行支援事業の大きな目的は就職することだけでなく、就職後の職場に定着が出来ることが目的でです。

働く障害者のイラスト


生活リズムやビジネスマナーなどの訓練はすぐ習得できるものでありません。
人によりますが6か月ほど通う必要がありますが、その分スキルアップが出来るため就職までに余裕がある方には強くお勧めします。

就労移行支援事業所の詳細やおすすめの事業所についてはこちらから↓↓

 



まとめ

まとめ
  • 一般就労に進むための力は5つ
    • 自分の障がいに対しての症状や対処法を説明が出来る
    • 最低20時間以上働ける体力をつける
    • 週4~5日程度の出勤が出来るように生活リズムを整える
    • 時間を守る
    • 挨拶、報告、相談が出来る
  • 会社は資格や経験より5つの力が整っているか見ている。
  • 5つの力を身に付けるには就労移行支援事業所を活用することが近道

今回は一般企業への就職を目指すタイミングと5つの力について解説をしました。

就職活動のスキルアップや訓練などは具体的に目標が決まっているものではありません。そのため何を目標にしたら良いのかが分からず資格取得などをしている方を多く見てきました。

資格などは就職後でも習得できますが、5つの力は習得しておかないと就職のハードルは高くなります。

この5つの力を一つの目標にしてより良い就職活動にしていきましょう。

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