障がいを抱えてる方、家族が障がいを持っている方は生活を維持していくことを望んでいます。
そして生活をしていくためには働いて稼ぐことが必要になります。
しかしいきなり就職するのは不安・・・
そんなときに活用してほしいのが就労移行支援事業所です!
今回は就労移行支援事業はどんな事をしている事業所なのかまたメリットやデメリットあるのか
利用までのステップを紹介します!!
うーん
仕事したいけど、働けるか心配だな~
それに企業面接とか応募書類とか何から始めたらいいんだろ~
確かに就職活動から就職した後まで一人だと心配だよね
そんなときは就労移行支援事業所を検討してみると良いよ!
僕も前は就労移行の職員だったので詳しく解説していこう!
それでは行きましょう!
就労移行支援事業所とは
そもそも就労移行支援事業所って何なの!?
就労移行支援事業所はどういった制度かまとめていこう!
就労移行事業所はどんな制度
就労移行支援事業所は就職に関する福祉サービスの一つです。
決まった日に通いながら就職活動または就職後長く勤められることを目標に訓練をする事業所にななります。
利用期間は最長2年間です。短い方では3ヶ月程で就職する方もいらっしゃいますが、最低でも半年程度利用は考えておくといいでしょう。
利用料は基本的に無料です。世帯の所得に応じて負担金がかかる場合があります。
福祉サービスってことは国が認めてる取り組みってことだよね!
それなら安心感があるな~
今度は具体的なサービスの内容について、解説していこう!
サービス内容
具体的なサービス内容を説明していきます!
え!
こんなことしてくれるの!?
いやいや!
これはほんの一例で基本的に就職活動や就職後に考えられる困りごとには
大体の事は対応してくれるよ!
さらに・・・
就労移行は全国に3,000件以上あると言われていて、事業所ごとに特徴と強みがあります!
たとえば・・・
強みが違うということは、特化していることにしか対応してくれないってこと?
いやいやそんなことないよ!
総合的にサポートしてもらえるから、どの事業でも対応はしてくれるけど
事業所によって得意なこと、苦手なことが違うから
やっぱり強みに合わせて事業所を選ぶと自分の望んでる仕事が出来る可能性が高くなるね!
こういったサポート内容から
就職活動に特化した専門学校や訓練校のように考えている人もいるよ!
就労移行を利用するメリットとデメリット
就労移行は就職に関していろいろサポートしてくれるんなら、
活用するメリットが多そうだね!
もちろん!
デメリットも含めてまとめていこう!
就労移行支援事業所を活用するメリット
企業との間に入りサポートしてくれる
障がい者雇用では、就職前に職場見学や職場体験をする事が出来ます。見学や体験の依頼や面接の日程調整など企業やハローワークなどの関係機関とのやり取りを代行してもらえます。
さらに各事業所で企業との繋がりもあるため、一人で活動をするより就職が出来る可能性が広がります。
自分の強みや課題を洗い出してくれる
スタッフが客観的な視点でサポートするため、自分でも気が付かない強みや課題を気づかせてくれます。
そこで挙げた課題に対しては、一緒に対策を考えて改善や強みを増やすような訓練をしてもらえるのです。
自分の頑張りを客観的に企業に伝えてくれる
毎日通っている中で日々の頑張りを結果だけでなく過程も含めて会社にアピールしてくれます。
一人で面接をすると伝えにくい部分も第3者の目線から伝えてもらうことで有利になります。
会社を想定した練習が出来る
会社の練習の場所なのでコミュニケーションの取り方など実際の会社をイメージして実践できます。会社と近い環境の中で失敗をする経験ができることもメリットです、
定着支援をしてくれる
就職後のトラブルや困ったことや相談したいことなどを聞き取りをして、会社と交渉してもらえます。
長く続けられるようにサポートしてくれます。
いろいろメリットがあるんだね!
絶対使ったほうがいいサービスじゃん!?
とっても良いサービスだけど、全員におすすめできるサービスではないんだよ。
利用を検討するならデメリットも見てから決めようね!
就労移行支援事業所を活用するデメリット
利用期間が限られている
自治体の対応にもよりますが、基本的には人生で利用出来る期間が2年しかないので、有効的に活用する必要があります。
そのため、さまざまな理由で通所が出来ない場合は、一度退所するなどの対策が必要となります。
基本的に収入がない
就労移行支援事業所では基本的に工賃や給料は出ません。アルバイトなども原則できない決まりになっているた生活を援助してくれる方や失業保険、障害年金、生活保護などの制度を使っていないと生活が厳しくなります。
クローズの就職活動には制限がある
オープンで就労を目指している場合はすべてのサービスを活用できますが、
クローズでの就労を目指している方は、障がいがあることが会社に知られてしまうため、企業が関わるサポートには介入できません。
訓練や応募書類作成のサポートは問題なく活用できます。
なるほど!
生活状況や自分の体調なども考えながら活用を検討しないといけないってことか!
その通り!
だけど基本的に「長く働くこと」を目指すのであれば、十分に検討できるサービスだと思うよ。
就労移行事業所をおすすめする方
メリットやデメリットも踏まえて考えると、こんな方は利用を考えてもいいと思う!
ただしデメリットでも記載したように給料などは無いため、収入が無くても生活が出来る環境が整っていることが前提です。
僕は、就職後のサポートが欲しいから使ってみたいな~
利用したいときはどうしたらいいの??
次は利用したいときの流れについて解説をしていこう!
就労移行支援事業所を利用するまでの流れ
ここからは就労移行支援事業所を利用するまでの基本的な流れをお伝えします。
利用は大きく6つのステップが必要です。
詳しく解説していきましょう。
就労移行支援事業所を探す
就労移行支援事業を探す方法は
役所に情報をもらう事とインターネットを活用する事と基幹相談支援センターもしくは就業・生活支援センターに相談するのいずれかです!
ネット探すときはこちらのワムネットやLITALIKO仕事ナビを活用すると全国の就労移行を大体把握することが出来ます。
事業所へ連絡し見学、体験を行う
興味のある事業が見つかれば見学、体験をしてみましょう。
直接事業所へ連絡をして見学、体験を依頼します。
ほとんどの事業所で見学や体験が出来るため、実際に見て体験したうえで事業所を決めるようにしましょう。
連絡をすることが緊張する、不安がある方ご家族などから連絡をしても問題ないです。
お住まい自治体の役所へ申請を出す
見学や体験で問題なければ、お住まいの役所の障がい者福祉課で申請を行います。
聞き取り調査を行い今までの成育歴や障害についての質問をされます。
お住まいの自治体によって対応が若干異なりますので、「障害福祉課」や「福祉課」に確認すると良いでしょう。
計画相談員を依頼する。
就労移行支援事業所だけでなく福祉サービス全般において、「サービス等利用計画書」という書類が必要となります。
サービス等利用計画書とは、利用にあたっての通う日数や目標等をまとめた計画書の事です。
そうした書類を作成してくれるのが、計画相談員と呼ばれる方です。
作成するにあたり、一度面談をする必要があります。
受給者証の発行
相談員が立てた計画書は役所へ提出され、本人の出した申請書とともに審査を受けることになり、
無事審査が通れば「福祉サービス受給者証」というものが発行され、郵便にてご自宅に届きます。
利用開始
受給者証が発行されれば、いつでも利用可能です。
あとは事業所と通所開始日の調整をして利用開始です。
大体一連の流れで1カ月から2カ月ほど時間が掛かると思っておくといいね
うへー
正直手間と時間が掛かるな~
こればっかりはしょうがないね
福祉サービスは国のお金を使っている面もあるから申請がめんどくさいんだ!
だけど就労移行支援事業所のスタッフや計画相談が手伝ってくれるから
頑張ろう!
見学や体験時のポイント
流れの説明で話した通り、見学や体験をして事業所を決めるものなんだ!
自分に合う事業所を見つけるために、見学や体験をしたときに見るポイントもまとめておくよ!
プログラム内容
最初に書きましたが各事業所で特色や強みが違います。
パソコンが強い事業所でも、初級者向けなのか、中級者向けなのか、プログラミング系なのかなど
特化している中でも分かれてきます。
自分がどんな仕事をしたいのかイメージしてから見学をすることで、自分の課題に合った事業所を見つけることが出来ます。
過去の就職者実績
過去、就労移行を利用していた方の就職者数や就職先を聞くとよいでしょう。
個人情報の関係で具体的な企業名を教えてくれないこともありますが、過去の実績の中で、自分が働きたい業種や職種があれば希望通りの就職活動が出来る可能性が高まります。
事業所スタッフとの相性
見学や体験中はスタッフの方から丁寧に声を掛けてもらえます。
ですが、人と人のサービスである以上は相性がいい人、悪い人がいるのは当然です。
多少相性が合わないくらいであれば、人間関係の練習と思えるでしょうが、全く合わない場合は
ストレスになるためやめておくことをおすすめします。
就労移行の退所の理由は「スタッフや利用者が合わない」といったことが一番多いんだ!
よく見て合うか合わないかを検討する必要があるよ。
おすすめの就労移行支援事業所
でも、どんな就労移行支援事業所が良いかわからないよ
おすすめとかある??
あるよ!最後に
全国に展開していて、強みがしっかりしている2つの事業所を紹介するね!
就労移行支援事業といえば一番に出てくるのがLITALICOワークスです!
これまで6000人以上の就職をサポートしてきた実績があります!
また一人ひとりに合わせてステップアップする仕組みがしっかり出来ており、就職活動の悩みに気軽に相談が出来る環境です!
悩んだらぜひ問い合わせてみてください!
リタリコワークスをもっと詳しく知りたい方はこちらへ↓↓
障がい特性に合わせてコースが分かれている就労移行支援事業です!
うつ、発達障がい、難聴、難病、統合失調症の5つのコースに分かれており障がい特性応じたサポートで就職を目指すことが出来ます。
さらに就職者の約95%が事務職への就職をしているため、事務での就職を目指している方にはうってつけ!
このサービスを提供しているatPGは就職のエージェントもしていますので
就職先もしっかり探してもらえます!
首都圏、関西に事業所があるで都市部で事務職を目指している方、障がい特性に応じたサポートが欲しい方にはおすすめの事業所です。
詳しくはこちらの記事からどうぞ↓↓
ただし、地域密着型の就労移行もたくさんあり、紹介しきれないのでたくさん見学に行って自分の目でみて決めましょう!
まとめ
今回は就労移行支援事業所についてご紹介しました。
就労移行を超えた先は一般就労です。
利用する際はどんな仕事をしたいのか自分の課題は何なのかを考えてイメージすることでイメージに近い就職に結びつくはずです。
少しでも自分に合った就労移行を探してみてください。
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