就職活動の最大の難関である面接。
ハードルが高い理由は、アピールをする必要があるためです。
特に話すことが苦手、緊張する方にとっては大変なステップになります。
そのため事前に対策をすることが、非常に重要になってきます。
面接の対策をせずに行くと、障害者の雇用ならではの、
「不意に聞かれると急だと苦しくなる質問」に遭遇します。予期してない質問には、焦りますよね。
ここで準備をしてると、働くチャンスは大きく増えます。
この記事で、質問の把握や、面接で好印象を与える理想的なビジネスバッグなどを準備しましょう。
応募を考えている方には役に立つ情報も見つかると思うので参考にしてみてください。
ちなみに、もっと働く可能性を広げたい!と思ってる人は、障がい者雇用を専門としてる就職エージェント「atGP(あっとじーぴー)エージェント」がおすすめです。
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では行きましょう!!
面接の事前準備
面接までには3ステップあります。
ステップ1 面接の日程調整
ステップ2 面接までの準備
ステップ3 面接のマナー
今回はステップ2の解説となります。
ステップ1の解説はこちらから↓↓
面接のために準備をしておくことは大きく2つです。
では解説していきましょう。
面接時の持ち物
面接の当日必ず持って行ってほしいものを9つと持っていると便利なもの2つに絞りました
それぞれの理由に関して詳しく解説していきます。
必ず必要になるもの
私がこれまで面接のお手伝いをしているなかで持って行ったほうがいいものは8つです。
A4書類が入る自立型の鞄
面接の際に書類をもらう事やこちらから書類を持っていく事があります。
書類を折って鞄に入れることは失礼に当たるため、A4の書類を折らずに入る床に置いても自立するビジネスバックが理想です。
またリュックは持ち運びでしわが付くこともありますので注意しましょう。
もし準備が難しい場合は派手すぎないバックで書類が折れないように、バインダーなどを活用するようにしましょう。
スマートフォン、携帯電話
基本的に持ち歩いているものだと思いますが、何らかの理由で遅れてしまうときや万が一場所が分からなくなった際にご連絡出来るように忘れず持っていくようにしましょう。
また連絡先や住所、担当者の名前を控えておくと良いでしょう。
筆記用具(ペンとメモ帳)
企業と話しをする際にメモを取る場面が出てくる可能性があります。
具体的には入社日などのスケジュールや書類提出に関することなどです。使わない事もありますが意欲が見えますので準備をしておくと良いでしょう。
求人票、求人情報が書いてある物
面接の前に求人情報の確認が出来るように持っていきましょう。
特に求人票の内容で直接質問をしたい内容もあると思います。質問を忘れないように印やメモをしておくことを忘れないようにしましょう。
腕時計
面接会場に時計が無いことも多々あります。意外と面接中気持ちを切り替えるために時計を見るという方もいらっしゃいます。
その際スマートフォンや携帯を見る事は出来ませんので、腕時計を持っていくことお勧めします。
ハンカチ、ティッシュ
トイレにハンドドライヤーや手を拭くためのペーパーがないこともあるため、普段持っていない方も服で拭くことが無いように、ハンカチやティッシュは持っていくようにしましょう。
必要書類
企業から指定された物は必ず持っていく事を忘れないようにしましょう。
特に応募書類を郵送していない場合は面接には必須書類なので家を出る際に確認を忘れずに。
現金
交通費はもちろんですが、もしもの場合に備えて少し多めにもっていくことをお勧めします。
過去に遅刻をしてしまい、タクシーで面接会場に来た方もいました。
ここまでする必要はないですが、遅れないようにする努力は必要ですね。
障がい者手帳
会社として控えが必要な場合があります。
面接時には必要な書類だと考えて準備しておくようにしましょう。
以上の9つは忘れたらパニックになりそうなものばかりです。
前日と家を出る前に確認をするようにしましょう。
持って行ったら便利な物
かならず持っている必要はないけれどあったら便利なものを3つご紹介します。
折りたたみ傘
急な雨にも対応が出来ることや万が一傘立てに入れて忘れてしまう事の無いように折りたたみ傘がおすすめです。
薬
面接は普段とは違う環境で緊張をする方も多いです。障がい者や病気によっては緊張から誘発されて急に症状が出ることもありますので、服薬は予定通り行うことを忘れずに。
モバイルバッテリー
基本的な情報はスマホがあれば調べられる事が多いですが充電が無くなることも、もしもの時に備えて持っておくとよいでしょう。
私の体験ですが面接への移動中に緊張からスマホを見すぎて、充電がなくなりかけで遅刻しそうなことに気づいたことがあります。
その時はなんとか連絡出来ましたが、充電器の必要性を感じました。
上記のものを持っていると緊急時にも備えられるので便利です。
もちろん他にも持って行っても良いですが、鞄がパンパンにならないように注意しましょう。
身だしなみ
次は身だしなみについて解説していきます。
身だしなみの基本は相手が不快にならない事がポイントです。
服装
面接時の服装は基本的にスーツが望ましいです。
しかし飲食店、コンビニ、ファストフードなど大手の飲食店や小売り業のパートやアルバイト応募では逆にスーツは重い印象もあるかもしれません。
ですがこの記事ではスーツは場所を選ばず無難ですのでお勧めしています。
髪型
面接だからと言って髪を切る必要はありませんが、下記の条件に当てはまる方は検討してみてください。
特に髪の色は会社によっては「髪色自由」の会社も少しずつ増えていますが、まだまだ少ないため面接時は黒にしておくことが無難です。
当日の身だしなみに関しては改めて別の記事にして解説をします。
次は面接の質問の内容について考えていきましょう。
面接時の質問準備
面接時の質問ってどんなこと聞かれるか不安だと思いますが、
障がい者雇用で面接に同席する中では、基本的に下記のような流れで進めていく事が多かったです。
大企業になれば凝った質問をされたりするという事もありますが、一般的には上記の質問に対応できていればある程度は問題ないでしょう。
特に中小の企業の場合、面接というより面談のような形で緊張感が漂うような面接は少ない印象もあります。
また事前に見学や体験をした場合は面接というより面談のように柔らかい雰囲気で進むことも多いです。
自己紹介
自己紹介は長くなりすぎても良くないので一般的には、名前、経歴、資格、長所などを1分くらいまとめることが良いとされています。
しかし私が障がい者枠の面接に同行してきた中ではお名前とあいさつ程度で問題ありません。
退職、転職の理由
私が経験した面接では企業側が一番集中して聞く質問です。
聞かれる意図は大きく3つです。
1.同じ理由で退職をする可能性があるか
社員教育には時間とお金がかかります。
すぐに辞められてしまうと大きな損失になるので長く続けてくれる人材であるかを見ています。
2.働く上で重視しているポイントはどこか
仕事内容なのか、給料なのか、ワークライフバランスなのか
辞めた理由を聞く事で働く上で何を重視しているいるのかが見えるポイントにもなります。
3.仕事への姿勢
退職理由の説明に前職の批判や人のせいにしている言動が多いと会社側は「仕事への意識低いのでは?」と感じてしまいます。退職理由から仕事への姿勢を見ようとしているのです。
退職理由の伝え方のポイント
では退職理由をどのように伝えるのが良いのか2つポイントをまとめました。
ポジティブな言い換え
「残業が多いから」だとただの批判ですが「時間にメリハリをつけて働きたい」と言い換えるだけで印象はガラッと変わります。嘘を伝えてはいけませんが言い換えることはOKです。
志望動機に繋げる
「前職では〇〇の業務に特化して働く事が出来なかったため自分のスキルを生かした○○に特化した会社で働きたいと思い転職活動をしています」など
そのまま志望動機に繋げる事で、志望動機の説得力にもつながり企業側は納得してもらいやすくなります!
志望動機
履歴書にも書いてある内容ですが改めて聞かれる事があります。企業が聞く意図は「文章ではわからない熱意が知りたい」からです。そのまま伝えるより少し具体的なエピソード等を足して伝えると印象がアップします!
自己PR
企業が聞く意図は「どんな人物であるか知りたい」という意図があります。自己PRについても志望動機と同様に職務経歴書に書かれた内容に沿ってより具体的なエピソード等を加えて伝えると良いです。
障がいについて(手帳の等級、症状、配慮事項など)
障がい者枠での応募の場合
・手帳の種類
・障がいの特性
・配慮事項
・働き方(勤務時間、日数)
などの事は必ず聞かれます。
特性などをすべてを正直に話すとマイナスのような気がしますが、二つの理由から正直に話すことをお勧めします。
1.全て話す理由は話さない事で働いた後苦しい思いをする可能性ある。
2.自身の障がいを理解できていないのではないかと思われる。
一つの事例をご覧ください。
上記の例は実際にあった事例をもとにしたものです。
特性と職種の相性によってはマイナスになり不採用になることもありますが、その場合は合わなかったと思って切り替えることも大切です。
また自身の特性をしっかり説明できることは、自分を理解している印象を受けるためプラスになります。
一番よくない返答は「特にありません」、「大丈夫です」の二つです。
これでは企業はどんな障がいがあって、何を配慮したらいいのわからないので採用が遠のきます。
障がいがあることは決してマイナスなことではないので、自身の特性などを説明できるようにしておきましょう。
体験をしてみての感想や気になったこと(体験をした方のみ)
職場見学や体験をした方はその時の様子や何か気になったことなど聞かれます。
しっかり感想を準備しておくようにしておきましょう。
逆質問
終盤になると面接官から「最後に質問はありますか」と聞かれます。
一般的に逆質問の意図としては「応募者の意欲を知るため」に聞かれるのですが。障がい者枠の場合
「不安なく入社してもらうこと」という意味合いのほうが強いです。
そのた面接官が話した内容や求人の内容で気になる点があれば、しっかり確認するようにしましょう。
事前準備としてホームページや求人等を読み込んであらかじめ質問を用意しておくと良いでしょう。
ちなみにこれまで面接で多かった質問をまとめると
質問は見学や体験でもできますが、選考中最後の質問のタイミングなので
聞き忘れが無いように準備をしておきましょう。
まとめ
特に面接の受け答えは難しいですが、障がい者雇用を行おうとする企業は障がいがあることを前提で採用を検討します。なので障がいがあることをマイナスと考えずにしっかり自分の説明が出来るように準備をしましょう。
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