就労継続支援B型の利用までの流れ

求職者の障がい者雇用

今回はB型事業所についてまとめていきます!
障がいをお持ちの方で就職をイメージできない、
今はその段階ではないと考えられてる方に向けて
就労継続支援事業所B型と呼ばれる事業所があります!
今回はB型事業所の利用方法から選ぶ時のポイントまでまとめていきます!

同じように就労継続支援事業所にはA型と呼ばれるサービスもあります!
詳細はこちら!

この記事で分かること
・B型事業所とはどんなところか
・B型事業所を使うメリット、デメリット
・どうやって利用するのか

 



就労継続支援事業所B型とは

まずはB型事業所がどんな所かまとめていきます!

B型事業所の概要

就労継続支援事業所B型とは、
雇用契約を結ばずに軽作業を行いながら就労の訓練する場所です!
雇用契約を結んでいないので給料は無いのですが、
軽作業に対して「工賃」という形で利用者に還元されており全国平均で毎月16.000円くらいです。
具体的な作業内容は袋詰めや梱包等の軽作業パン作りやレストランなどの飲食系等様々で利用期間の定め等はなく本人が希望する限り利用を継続する事は可能です!

具体的な作業内容

パンやお菓子の製造、販売
クリーニング
アクセサリーの作成、販売
商品の梱包作業
清掃作業等
比較的に軽作業が多く、誰でも練習したら出来るような作業が基本となります!
そのためA型に比べると利用してからのハードルはかなり低いです!

工賃

B型事業所は雇用契約を結びません!
しかし「工賃」という形で成果に対しての報酬が支払われます!
ですが雇用契約を結んでいない為最低賃金以下にはなってします!
事業所によって金額の設定は違いますのでしっかり確認をしましょう!

大まかには
軽作業を通じて生活リズム整える事や社会活動の参加をして
経験値を上げているようなもの
だとイメージをしていただければいいかと思います!

B型事業所を利用するメリットとデメリット

正直B型は万人に受けるようなサービスではありません!
そのためメリットをデメリットをしっかり把握しましょう!

B型を利用するメリット

・重度の障害をお持ちの方や一般就労が難しい方でも利用が出来る。
・スタッフが多い為、サポートが手厚い
・自分のペースで働く事が出来る

☆基本的には軽作業がメインの為就労が難しいと考えている方でもハードルはかなり低いです!
 作業を通じて新しい体験ができる事もあります!
☆支援スタッフも人数がしっかりいる為サポート体制がしっかり整っています
☆雇用関係にあるわけではないので休みや時間については時間取れやすいです!空いた時間を使ってスキルアップ等に時間を使う方もいます!

B型を利用するデメリット

・手元に入るお金が少ない
・軽作業の為キャリアアップが出来る事は少ない
・障がいの度合いは幅が広い

★工賃はお給料とは違い最低賃金の概念がないため生活が出来るほどお金は稼げません。
 そのため生活保護や障がい者年金等を併用しながら利用されているかたがほとんどだと思います。
作業内容だけを考えるとキャリアアップという事は難しいケースが多いです。
 まずはA型や就労を目標に生活リズムなどを目的とする事が良いと思います。
★障がいの度合いとしてコミュニケーションがうまく取れない方や重度の方などもいらっしゃいます
 人間関係の部分ではしっかり見極めも必要です!

B型をおすすめする方

・一般就労が難しいとお考えの方
・生活リズムをゆっくり整えたい方
・軽作業でお小遣い程度もらえればいいという方

生活状況等にもよりますが、上記のような方をご案内する事も多いです!
事業所によって雰囲気も全然違うため検討している方はしっかり見学をしてから
決めるようにしましょう!

利用までの流れ

ここからは実際に利用をするにはどうしたらいいかご説明します!
大きく分けて6つのステップがあります!

詳しく解説していきます!

自治体、相談事業所に相談する

A型と違いハローワークに求人はないのでお住まいの自治体や利用している支援機関があれば
お聞きする事が一番早いと思います。
各地域の基幹相談相談支援センターやお住まいの役所の福祉課に行くと良いでしょう!

事業所へ連絡し見学、体験を行う

直接事業所へ連絡をして見学、体験を依頼します。
ほとんどの事業所で見学や体験が出来るため実際に見て体験したうえで選択してください。
連絡はご本人である必要はないため利用している支援機関あれば依頼する事をお勧めします。

お住まい自治体の役所へ申請を出す

見学、体験で問題なければお住まいの役所の障がい者福祉課で申請を行います。
聞き取り調査を行い今までの成育歴や障害についての質問をされます。
自治体によって対応が若干異なりますので、まずは確認してみてください。

計画相談を依頼する

福祉サービス等の利用計画書というものが必要となります。自分で計画を立てることもできますが
相談支援事業所ところが作成をしてくれるため依頼をした方が早く正確です。

相談支援事業は市役所で聞くとお近くの連絡先等を教えて頂けますのでご連絡をして
顔合わせやヒヤリングをして計画を立てます。
ただし忙しい事業所が多いため連絡してもお断りされることもあります!
その場合は連絡した先で紹介してくれることもあるので聞いてみましょう!

受給者証の発行

相談員が立てた計画書は役所へ提出されます。
その後は役場から「受給資格者証」というものが発行され、郵便にてご本人宛に届く事になっています。
受給者証が本人に届きましたら利用予定の事業所へ連絡をしてください。

利用開始

事業所と初日の日程の調整をしたのち利用開始となります。
以上が基本的な流れとなります。

福祉サービスの利用は大体この流れになります。
大体一連の流れで1カ月から2カ月ほどかかる事が多いです。

役所や支援機関と電話や連絡調整する事が多いので苦手な方はご家族や近くの
頼れる方に相談する事をお勧めします!

選ぶポイント

多くあるB型の中から何を基準に選べば分かり難いと思います。いくつかポイントをご紹介しますので参考にしてみてください。

作業内容

一番に見る点だと思いますが一番重要なポイントになります。まずは自分に出来そうか
やってみて長く出来そうかを見てください。

働く時間、休日

基本的には雇用契約を結ばない為ある程度は本人に合わせてもらえますが、送迎があれば時間が決まっている場合もありますので確認をしてみてください。

雰囲気

環境の雰囲気で決める事も良いでしょう。
重度知的の方から精神疾患の方まで幅広く利用されています。
定期的に通えるか検討してみましょう。

まとめ

今回はB型事業所について概要をご紹介しました。
B型は工賃が低いとは思います。ですがその分体制が整っていることは
利用する側としては安心できるポイントだと思います。
また工賃が平均よりも高く設定している事業所もあります。
自分の目的に合わせて利用を検討してみてください。

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