【障がい枠】選考の流れを把握して有利進めよう!

求職者の障がい者雇用

障がい者雇用での枠では一般的な就職活動とは異なり、見学や体験が入ることがあります。
そのため選考に掛かる時間が大きく変わってくることもあり、選考の全体像がつかめていないと不安だと思います。
なので今回は選考の流れを全体像を把握して、見学や体験がどのように影響があるのか見ていきましょう。

見学や体験のを活用する方法やメリットについてはこちらから↓

この記事の概要
  • 障がい者枠の選考では職場見学、体験をすることが出来る
  • 体験はアピールにもなるがイメージダウンになることもある
  • 見学や体験でのアピールは面接でも効果を発揮する

障がい者枠での選考の流れ

一般的な流れと障がい者枠との流れの違いについて確認していきましょう。

書類選考の有無や面接の回数に差はあるでしょうが、大まかに上記の流れになると思います。

大きく違う工程は見学と体験になります。

見学・体験がない場合、企業と会う機会は2回だけです。
面接という非日常的な空間ということもあり自分を出すことは難しいです。

その点、見学・体験を先に行うことで自分をアピールする機会が増えるので入社へのチャンスも広がります。

もちろん反対に態度やスキルによってはマイナスな評価になるので注意しましょう。

見学や体験は就労移行支援事業所などのサポート機関を利用することでスムーズに活用が出来ます。
特に就労移行では手厚いサポートのあるリタリコワークスをお勧めしています。
詳細はこちらから↓

ここからは各項目の解説をしていきます。

職場見学のポイント

見学は仕事内容や職場の雰囲気のイメージを具体的にするために行います。
流れは下記の通りです。

見学時確認するポイント

見学をする際に特に確認してほしいポイントは3つです。

見学時のポイント
  • 働く可能性がある仕事はどんな仕事なのか
  • 働いている人はどのようにコミュニケーションをとっているのか
  • 職場環境が自分の希望に沿っているか

この3つは職場よく見て応募の検討をするようにしましょう。
逆にこの3つが良いと思えば体験に進めてみてもいいと思います。

見学時の注意点

見学の時に注意してほしいことは3つです。

見学時の注意点
  • 出来るだけ気になる点は質問をして解決する。
  • 休憩スペースも見せてもらう
  • 身だしなみやビジネスマナーは意識する

出来るだけ気になる点は質問をして解決する。

応募前に直接質問が出来る最初の機会です。求人票に書いている内容や見学をしていて気になる点はしっかり解決しておきましょう。

見学時に良く出る質問の一例
  • 勤務時間や勤務日数の調整が出来るのか
  • 職場内に障がいを持っている方は何名いるのか
  • 困ったときに頼る方いるのか
  • トイレ休憩は出来るのか
  • 休憩するスペースの確認
  • 体験の有無
    など・・・

ほんの一例ですが上記のような質問が上がってきます。
見学をして興味を持った方はこの段階で体験の有無を確認することも多いですね。

休憩スペースも確認する

休憩は仕事唯一気が休まるタイミングです。そのためしっかり休憩ができる環境があるのかはしっかり確認しておくようにしましょう。

バイト中に休憩をする人のイラスト(男性)

身だしなみやビジネスマナーを意識する。

企業と初めて会うタイミングなので企業の第一印象が決まってしまいます。
そのため髭や服装髪型などの身だしなみやメモを取る姿勢を意識することで印象が良くなり、選考に進めた際のアドバンテージになります。

職場体験のポイント

体験は見学でのイメージを実際に働くことですり合わせをする場です。
もちろん会社のチェックをすることも大切ですが、自分自身の課題を見つけるタイミングにもなります。

体験時の確認するポイント

応募前に職場の環境を肌で感じる唯一のタイミングです。
4つのポイントを意識して体験を行いましょう。

体験時に確認するポイント
  • 任せられた仕事は続けていけそうか
  • 通勤が負担になっていないか
  • 職場内の人間関係はどうか
  • その他事前に気になっていたことは解決できたか

実際に体験して肌で感じたことを踏まえて応募を検討するようにしましょう。

体験時の注意点

体験中は2つのことに注意しましょう。

体験時の注意点

・給料は発生しないが選考の一環であることを意識する。
・万が一のため緊急連絡先を確認する

給料は発生しないが選考の一環であることを意識する。

給料が発生しないことによりモチベーションが上がらないとなってしまうことがあります。
特に1週間程度の期間ではそのようなこともないですが、2週間以上の期間になるとやる気がなくなってくることもあります。

しかしあくまでも選考一環なので勤務態度など出てしまうと印象が悪くなってしまい、体験が逆効果になることもあります。
期間は検討の段階でモチベーションまで考えて置くようにしましょう。

万が一のため連絡先を確認しておく

体調が崩れてお休みをする場合などのために連絡先を確認するようにしましょう。
また支援機関を活用している方は支援機関と両方連絡する必要があるため
その旨も確認しておきましょう。

書類選考

体験の後応募する意思が出来たら書類選考となります。
書類は体験終了した後だと選考に時間が掛かってしまうため、体験中でも応募したいと思ったらすぐに準備することをお勧めします。

履歴書のイラスト(記入済み)


この時必要になる書類は・・・

必要書類
  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • 紹介状(ハローワーク経由の場合)
  • 障がい者手帳
  • 送付状(郵送で送る場合)
  • 障がいについてまとめた資料(求められた場合)

これらの書類を準備する必要があります。

各書類の詳しい書き方などはこちらの記事を参照してみてください。

応募書類は完成したら郵送もしくは面接当日に持っていくことになります。

面接

選考の最後関門は面接です。

面接のイラスト(男性と女性面接官)

面接のタイミングでも体験時のアピールは活きています。
体験で、応募者のスキルや頑張っている姿勢を見て評価をすでに決めていることが多いからです。
そのため面接までの間に企業は、採用か不採用か決めていることがほとんどです。

なので体験した後の面接は選考というよりも、面談のような形で進められることもあります。

ただし、ここで気を抜いてしまうともちろん不採用になることもあるので、しっかり準備をして臨むようにしましょう。

面接の準備について詳細はこちらから↓↓

採用

内定の連絡があれば無事採用となります。

採用後は入社日や入社までの準備について説明があります。
入社前の準備には下記のようなものがあります。

重要な書類のイラスト
書類関係
  • 雇用契約書
  • 通勤経路
  • 保証人
  • 入社誓約書
  • 年金手帳
  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票
  • 扶養控除等申請書
  • マイナンバー
  • 給与振込先
その他
  • 健康診断
  • 検便(飲食関係の職場の場合)
  • 服のサイズの確認(制服支給の場合)

入社前にこれらを準備し、企業が指定する方法で提出するようにしましょう。

まとめ

記事のまとめ
  • 見学・体験を先に行うことで自分をアピールする機会が増える
  • 見学時はビジネスマナーを意識すること印象がアップする
  • 体験は頑張ればアピールできるが、モチベーションが下がるとイメージダウンになる。
  • 体験でのアピールは面接でも活きてくる。

今回は見学や体験の流れに焦点を当てて選考の流れを解説しました。

こういったこうした選考の流れは障がい者枠ならではの特徴です。
うまく活用が出来ればプラスになりますし、逆にうまく活用が出来ないとマイナスの印象のまま終わってしまいます。
全体の流れを知って上手に就職活動を進めていきましょう。

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