【個人の紹介は危険?】失敗しない障害者求人の探し方!

求職者の障がい者雇用

就職活動をする際に皆さんはどのように求人をさがしますか?ネットが普及してきた現代では求人を探す手段は非常に多くなってきていますが、障害者求人は限られてしまいます。

今回は「障害者求人の探し方」について解説をしていきます。
探し方や各手段のメリットやデメリットについて触れていきますので、自分に合った求職活動をしていきましょう。

この記事の概要
  • どんな方法で応募するのかを決めることから始める
  • 障害者求人の探し方は大きく分けて4つある
  • 求職活動の基本は多くの求人と出会えること
  • おすすめの探し方は支援機関を活用して全ての方法で求人を探すこと

ではいきましょう。




障害者求人

まずは障害者の概要と応募方法について解説します。

障害者求人とは

障害者求人とは障害のある方を雇用するために企業が出している求人のことです

対象として障害者手帳を取得している方のみが応募できる求人であり、企業は障害のある方を雇用することで法定雇用率を満たすことができます。

逆に障害者求人ではないものを「一般求人」という言い方をします。

一般求人には手帳がない方はもちろん、取得している方も応募することができます。
そのため、障害者手帳を取得している方の応募方法はいくつか存在します。

応募方法

障害者手帳を持っている方は3パターンの応募が出来ます。

応募方法
  • 障害者求人へ応募する(オープン)
  • 障害があることを言わずに一般求人へ応募する(クローズ)
  • 障害があることを伝えて一般求人へ応募する(オープン)

障害者求人へ応募する(オープン)

いわゆるオープンという方法です。
障害者求人に障害があることを明かして応募をする方法です。


会社側には障害があることがわかります。
その分障害への配慮など障害者雇用のメリットを最大限活用することができます。

障害があることを言わずに応募する(クローズ)

いわゆるクローズという方法です。
障害があることを明かさずに一般求人へ応募する方法です。

会社には障害があることを言わずに応募をするため、合理的配慮などの障害者雇用のメリットは活用することができません。

その分、求人の幅が広がることや給与面では障害者求人より高い水準で働くことができます。
また障害を隠して応募すると言うことは、障害者求人に応募は出来ないので注意しましょう。

障害があることを伝えて一般求人へ応募する(オープン)

一般求人に障害を明かして応募することも可能です。

条件に関しても求人の条件で配慮をうけて仕事することもできるため、有効な探し方と言えます。

しかし、企業としては障害のある方の応募を想定していないケースがほとんどです。
そのため受け入れ態勢が整っていないなどを理由に応募自体を断られることも多くあります。

私の個人的な体感としては10件問い合わせて1.2件受けてくれる程度です。
そのため断られることはある程度想定しておきましょう。

このように障害がある方が応募するにはいくつのパターンがありますが、
今回は障害者求人の探し方に焦点を当てて解説していきます。

 



障害者求人を探す手段

障害者雇用の就職活動は主に4つの方法があげられます。

障害者求人の探し方
  1. ハローワーク
  2. 転職サイト(エージェント)
  3. フリーペーパー
  4. 個人からの紹介

    番外編:就労支援機関からの紹介

どの探し方にもメリットやデメリットがあります。
そのため、ご自身の状況を見ながら利用方法を検討してみましょう。

それでは番外編を交えた5つの方法のポイントやメリット、デメリットをおすすめ度を交えながら解説していきます。

ハローワーク・・・おすすめ★★★

求職活動で一番に思いつくのがこのハローワークだと思います。
企業としてもお金がかかる転職エージェントなどより、無料で利用ができるハローワークを活用すると就職活動では欠かせないため★3つです。

ハローワークを利用するデメリット

デメリット
  • 窓口に行かないと紹介状が発行できな
  • 求人の質が悪い企業もある
  • 職員で変わってしまう

利便性といった面では、使い勝手はあまり良くありません。
企業に応募する際ハローワークが紹介した証明書として発行される「紹介状」は窓口に行かないと発行してくれません
最近は一般枠の場合WEBでも発行してもらえますが、障害者窓口では直接訪問が基本となります。そのため働きながらの転職活動としてはあまり向かない方法かもしれません。

あまり良くない企業に対してはアフターフォローもしているので
求人の内容と違う点があったり、法律違反の就職した場合は相談すると対応してもらえるため、
最初はハローワークに行く事はおすすめですね。

ハローワークを利用するメリット

メリット
  • 公的機関であるため安心して利用ができる
  • 求人数が多い
  • 窓口対応のため相談をしながら就職活動を進めることができる

まず一番に挙げられるのは、安全性です。厚生労働省直轄のため安心して活用ができます。
更に障害者雇用専門の窓口があるため直接相談出来るということで、初めての就職活動に慣れていなくても安心感があります。
会社が無料で求人を出せる為、多くの求人を掲載しているのも特徴の一つですね!

転職サイト(エージェント)・・・おすすめ★★★

一般の枠ではリクナビやエン転職などさまざな転職サイトやエージェントがありますが
障がい者雇用の枠でも専用のサイトやエージェントがあり就職までしっかりサポートしてくれます。
そのためおすすめ度★3つです。

転職サイト(エージェント)を利用するデメリット

デメリット
  • 転職の時期が曖昧だと後回しにされる
  • 地方だと紹介が少ない
  • キャリアアドバイザーと合わない

キャリアアドバイザーは多くの人のサポートをしているため、転職時期が曖昧だと優先度が下がり後回しにされる事があります
首都圏や中心地での求人が多いため地方だと企業数が少ないです。

ですが、自分に合った求人の紹介や相談が出来るので活用する事はお勧めします。
就労系の支援機関を利用している方は、役割が違うので併用して活用できます

ハローワークよりは求人数が少ないですが質いいです。

転職サイト(エージェント)を利用するメリット

メリット
  • いつでも求人に応募が出来る
  • 求人の質が高い
  • 非公開求人に応募が出来る。

企業が転職エージェントを利用するためには、費用をかけて掲載しています。つまり障害者雇用に意欲的な会社ばかりということです。
ハローワークとの違いとしていつでも質の高い求人が見れる、応募が出来ることはかなり魅力的です。
非公開の求人なども紹介してサポートしてもらえます

おすすめの転職エージェント

初めて転職エージェントを利用する方におすすめの転職エージェントを2つ紹介します。

dodaチャレンジ


dodaチャレンジは一般の転職エージェントでも有名な「doda」の障がい者雇用に特化した支援サービスで、障害者雇用の転職エージェントとしては最大手です。
どんな障害の種別でもサポートしてくれる安心感と、トップクラスの求人数で登録しておいて損はない転職エージェントの一つです。

アットジーピー【atGP】

障害者雇用を15年以上サポートしている実績のある老舗企業です。
一般に公開されていない独自の優良企業を多く抱えており、dodaチャレンジと合わせて人気の転職エージェントです。
関東、関西、名古屋エリアの求人が多いですが、地方の求人も増えてきており今後もより活用しやすくなっていくこと間違いなしです。

またエン転職など一般のエージェントでも求人数は少ないですが、紹介してもらえます。

フリーペーパー・・・おすすめ★★☆

コンビニなどに置いてある求人誌のことです。地域に合わせた求人が掲載されているのが魅力です
ハローワークにも出ていない求人が掲載されている事多々ありますが、就職活動を進めるための手間が多いためおすすめ度は★2つです。

フリーペーパーのデメリット

デメリット
  • 正社員求人が少ない
  • 企業への連絡をすべて行う必要がある
  • 求人の内容が分かりずらい。

正社員の求人は少ないので、正社員希望の方には職種が限られてしまいします。
また求人の掲載枠が限られているので、求人内容が全て載っておらず条件が分かりづらい上、ホームページの無い企業だと、企業情報の検索もできないケースもあります。
さらに応募時は自分で企業とやり取りをする必要があるため応募前に確認する事があった場合は
自分で企業に直接確認する必要があります。

フリーペーパーのメリット

メリット
  • 地域密着の求人が多数
  • パート、アルバイトが多い

地域密着の求人が多数のため、地元の気になる企業の求人が掲載されている事もこともあります
またパート、アルバイトの掲載がメインで時間に制限がある方や正社員へのステップアップのための求人を検索するためには有効に活用が出来ます。

知人からの紹介・・・おすすめ★☆☆

仕事に困っているときに知人から紹介されることもありますよね。
これも立派な就職活動の一つです。
しかし就職後のトラブルが多い探し方の為★1つです。

知人からの紹介のメリット

メリット
  • 就職出来る可能性が高い
  • 手続きなども少なくて済む可能性がある
  • 内部事情が分かりやすい

紹介した方が保証人のようなポジションになるため内定が出る可能性が高くなります!
応募前に内情を紹介者から教えてもらえるためイメージが付きやすいです!
さらにハローワークなどを通さない場合は履歴書のみで面接することもあり
手続きが煩わしくないのもメリットですね!

知人からの紹介のデメリット

デメリット
  • 聞いていた話と違う事がある
  • 勤務条件が不明確
  • 紹介者の顔を立てる為プレッシャーがかかる

紹介した方には良い会社かもしれないですが、自分の状況や性格に合う仕事かは分かりませんし、

更に求人票などの事前に明確になっているものが無いことも多いので
聞いていた話と違うなどのトラブルがあった際に証明できません
また噂ではブラック企業で退職をしたいが代わりを見つけないと退職が出来ないので
求職中の友人を身代わりに紹介したというトラブルもあると聞きました。

学生アルバイト程度であれば問題はないと思いますが、
基本的には私個人としてはあまりおすすめしない方法です


もし知人の紹介をされ興味がある場合は
全てを鵜呑みにしないよう自分でしっかり調べてそれでも応募をする場合は
支援機関に相談して正規のルートで応募をすることをおススメします

またはハローワークなどに一度求人を出してもらうなどしてもらいましょう。

番外編 就労支援機関

就労支援をしている支援機関では企業との繋がりが強くハローワークなどに掲載する前に企業から連絡がある事もあります。
また過去に障害者雇用をしていた企業など優良の企業が多いことも特徴的です。

しかし福祉サービスはこれまでと違い仕事の紹介をしてくれる機関ではなく、あくまで就職活動のサポートや訓練をするサービスです。

そのため番外編として入れさせていただきました。

就労支援の支援機関は具体的には「障害者就業・生活支援センター」や「就労移行支援事業所」です。

目的に合わせて選択するようにしましょう。

福祉サービスのについての詳細はこちらから↓↓

障がい者雇用を有利に進めるためのサービスまとめ
障がい者雇用を検討している多くの方は就職活動や就職後の仕事を続けていくなかで、応募書類が作れない、面接にどう答えたらいいのかわからない、職場での人間関係がうまくいかないなどのハードルを感じていると思います。 このハードルは一人ではなかなか解...


【結論】おすすめの仕事の探し方

私のおすすめは・・・
支援機関を活用しながら全て方法で検索をする事です

就職活動の基本はたくさん求人を見る事です。
そのため全ての手段で多くの求人をみて考えることをおすすめします。

更に支援機関を活用することで、客観的なアドバイスや企業との連絡取りなどの対応もあるため、必要なサポートをしてもらえます。

しかしあえてどれか一つを選ぶなら
支援機関を使っていないのであれば転職エージェント

支援機関を使っているのであればハローワーク

日頃から活用している支援機関が無く、今後も使うつもりも無ければ日程調整や自分に合った仕事を探してくれる転職エージェントが有効です。
支援機関がいればサポートは充実していますのでより求人数が多いハローワークをおすすめします。



まとめ

まとめ
  • クローズ、オープン両方のメリットとデメリットを理解して選択が必要
  • 完璧な探し方はないため、自分に会った探し方を見つける必要がある
  • おすすめの探し方は支援機関を活用して全ての方法で求人を探すこと

今回は就職活動の方法についてまとめました。
就職活動は一人で進めるよりサポートをする人を付ける事でより有利に進めることが出来ます。
特に就労支援事業所や就業・生活支援センター等も活用しながら、今回紹介した方法で就職活動を進めていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました