障がい者雇用を検討している多くの方は就職活動や就職後の仕事を続けていくなかで、応募書類が作れない、面接にどう答えたらいいのかわからない、職場での人間関係がうまくいかないなどのハードルを感じていると思います。
このハードルは一人ではなかなか解決できるものではありません!しかしそんな時にサポートをしてくれるサービスが存在します。
今回は障がい者雇用に関わるサービスについてまとめていきます。
うーん、就職活動がうまく進まないなー
そんなときは頼れる味方をつけてみたらどうだい!
頼れる味方??
障がい者雇用で就職活動を進めるための味方はたくさんいるんだよ!
早速紹介していくね!
それでは行きましょう!
就職に関わるサービスとは
障がい者雇用は一人で転職活動している方や既に就職をして仕事をしてる方は必ずと言っていいほど悩みや課題が出てきます。
例えば・・・
・応募書類の作り方が分からない
・面接は緊張するため話せなくなる
・就職先で人間関係がうまくいかず続かない
・週20時間働くための体力がない
など
こういった悩みや課題は人によっても違いますし、解決方法なども人によって違います。そんな悩みや課題を一緒に解決できるように動いてくれる機関があります。その機関が提供しているサービスが就職に関わるサービスです。
問題解決するために企業と交渉したり、君の力を高めるサポートをしてくれるんだ!
それなら安心して仕事探しができるね!
就職に関わるサービスは大きく2つに分けることが出来るんだ!
サービスの分類
・相談型
通所型
定期的に事業所に通いながら必要な知識、スキル、経験を身に付けるサービスです。
通所型のサービスは前年度の所得額によって自己負担が発生する場合があります。負担額は個人によって変わるため利用前に自治体に確認をしましょう!
相談型
就職活動や仕事での困ったことがあったときに相談して頼ることが出来るサービスです。通所型を2つ併用することはできませんが、相談型は併用して活用することが出来ます。
通って力をつけてから就職をする通所型と就職活動のアドバイザーの相談型のイメージだね!
通所型、相談型どちらが良いというものはないから、
目的や課題に合わせて使い分けることが重要なんだ!
今度は各サービスについての概要とメリットデメリットを解説していくね!
サービスの紹介
通所型と相談型に分けて解説していきます。
※今回紹介する機関は基本的には無料で利用できるものですが、制度で自己負担があるものもあります。
通所型
就労移行支援事業所(自己負担の可能性あり)
概要
一般就労を目指す方がビジネスマナーや社会活動を通じ、長く働くための力を2年間で身に付けるサービスです。さらに就職活動から職場定着までの全般的なサポートをしてもらえます!
企業によってさまざまな特色があり、事業所によっては資格の取得ができるところもあります。
メリット
就職に関しての支援を全般的にしてもらえるため就職活動がスムーズに進められる。
デメリット
お金をもらえるサービスではないため失業保険、障がい年金、生活保護などの生活費の確保が必須となる。
就労移行についてさらに詳しくはこちら↓
一般企業に進むために自分の課題を解決したい人にはうってつけだね!
活用できる期間は2年以内という決まりがあるから要注意!
求就労継続支援A型事業所(自己負担の可能性あり)
概要
雇用契約を結び、お給料をもらいながら就職に向けた実践訓練をするサービスです。
生活リズムを整えることや仕事のブランクの解消などができます。
さらに事業所によって仕事内容に違いがあり、販売からプログラミングまで様々な職種があるのが魅力的です!
メリット
生活リズムを整えることと一般の求人に近い仕事もあるため経験値アップにつながる。
デメリット
勤務時間が4~6時間程度で最低賃金が基本であるため稼ぐ目的にはならない
A型事業について詳しくはこちら↓
お金を稼ぎなら経験をつけて就職を目指したい人はここだね!
自分の住んでいる地域にどんなA型があるか調べてみよう!
就労継続支援B型事業所(自己負担の可能性あり)
概要
軽作業を通して「工賃」をもらいながら就職に向けた訓練をするサービスです。
生活リズムや社会活動に参加するところからゆっくりと就職を目指していくサービスです。
軽作業は比較的に簡単なものも多いため取り組みやすい内容が多いです。
メリット
雇用契約を結ばないため自由な働き方でゆっくりと体を慣らすことが出来ます。
デメリット
「給料」ではなく「工賃」なので最低賃金以下であることが多いです。
B型事業所について詳しくはこちら↓
急がずゆっくり就職の準備を整えたい方はここだね!
難しい作業はないのでじっくり地盤を整えていくために活用しましょう!
障がい者職業能力開発校
概要
就職に向けた専門的な知識やスキルを身に付けるために数か月から1年程度通って資格の取得を目指していきます。WEBデザインやCAD技術など多くの講座1年かけて習得ができるためしっかりとした知識を身に付けられます!
メリット
資格の取得はもちろん、就職の支援もしてもらえるため安心して活用ができる。
デメリット
全国に19か所しかないため近くにない場合は宿舎などを利用する必要がある。
しっかりとした知識やスキルを身に付けたい方はここだね!
興味があればまず近くにあるのか調べてみましょう!
障がい者職業能力開発校 全国一覧
※厚生労働省ホームページ参照
相談型のサービス
障がい者就業・生活支援センター
概要
就職に関わる全般的なサポートをしてくれるサービスです。
また就業そのものだけでなく仕事に関わる生活のサポート行ってもらえます。
企業とのやり取りや年金などの公的な手続きのお手伝いなどオールマイティにサポートしてもらえます!
メリット
就職で困ったらとりあえず就業・生活支援センターに相談すれば力になってくれます。
デメリット
求人の検索などの手伝いなどはあるが、紹介まではしてくれないため、自ら動くことが必要
就職活動の一番の味方になるサービスってことだよね!
悩みや課題を整理してくれるから相談に行って損はなし!
障がい者職業センター
概要
ハローワークや医療機関などと連携して職業リハビリテーションをしてくれるサービスです。職業適性を調べる検査を行い就職に向けた訓練の計画を立て、実施してくれます。ジョブコーチ支援として定着支援をしてくれます!職業適性だけ調べる、ジョブコーチ支援だけということもできるため使い勝手がいいサービスです!
メリット
仕事の適正や職場に定着するためのアドバイスをしてもらえます。
デメリット
各都道府県に一つしかないため適性検査などの日程調整に時間が掛かり、結果が出るまでに1か月程度かかることがある。
検査をしてくれるから客観的に自分を知ることが出来るね!
どんな仕事が向いているか、仕事を続ける方法をより専門的な観点でアドバイスしてくれるよ!
ハローワーク
概要
公的な職業紹介事業所で求人を紹介してくれるサービスです。専門援助部門という障がいを持つ方向けのサポート窓口があるため、就職に関する相談を専門の職員が対面で出来る特徴があります!
メリット
求人数が多く地域に根付いた求人が多くあるため、自分に合う求人が見つかりやすい。
デメリット
職員は公務員であり事務的に仕事をこなす方もいるため、合わないと感じる職員もいる。
就職活動といったらここだよね!僕も登録してるよ!
公的なサービスで安心感もあるよね!就職活動をする際には真っ先に登録しておきたいサービスの一つだね!
転職エージェント
概要
民間の職業紹介事業所で、おすすめ企業の紹介から企業との連絡調整、応募書類の添削、面接練習など多岐にわたってサポートしてもらえます。いわゆる応募者と企業との懸け橋になる存在です。紹介してもらった求人はいつでも求人を見ることも、応募することもできるので忙しい方でも就職、転職活動がはかどります!
メリット
通常では公開されていない非公開の求人も紹介してもらえる。
デメリット
ハローワークに比べると求人数は少ない、特に地方の求人はさらに少なくなる。
障がい者雇用にもエージェントがあるのは知らなかった!
しっかり活用ができればハローワークより活用しやすいので押さえておきたいね!
たくさんのサービスがあるんだね!!
これらのサービスを活用することで、自分に合った就職先を見つけやすくなるよ!
でもいっぱいあってどこから活用したらいいかわかんないやー
じゃあ紹介したサービス活用方法を紹介しよう!
サービスの活用方法
先ほどご紹介したサービスは人によって必要なサービスとそうではないサービスがあります。
就職活動においてどんなサポートをしてほしいのかを明確にすることで活用できるサービスが変わってきます。
うーん
もっと具体的に教えてー!
おすすめの活用方法を3つ紹介しよう!
就職活動、就職後の両方に不安がある方は就労移行支援事業を活用しよう!
就労移行支援事業所では就職をすること、就職後長く続けるように訓練することがサービスの目的です。就職活動や就職後続けていけるのか不安な方は就労移行の活用をおすすめします!
就職活動に不安がある方は転職エージェントとハローワークを活用しよう!
就職活動に特化しているのは転職エージェントとハローワークです。
就職後より就職活動に不安を感じている方は二つともに登録をおすすめしています!
特に転職エージェントは履歴書などの添削もしてくれるため登録をして損はないでしょう!
何が不安かわからない、就職後に不安がある方は就業・生活支援センターを活用しよう!
就業・生活支援センターは定着支援からの対応や就職活動についてもどんな課題があるのかまで客観的に見て整理してアドバイスをしてもらえます。どこに相談するか困ったらとりあえず就業・生活支援センターに連絡して間違いないです!
就職活動に困ったらとりあえずこの3つのどれかに連絡したらいいのか!
どのサービスも連携しているからとりあえず連絡して相談したら、他に合うサービスを紹介してもらえるよ!まずは相談してみよう!
まとめ
障がい者をお持ちの方が就職活動をすることでハードルに感じるが出てくることが多いです。そこで諦めてしまうと前には進めません、しかしそのハードルを低くするための味方はたくさんいます。まずは相談することで解決の糸口になりますので活用することを検討してみてください!
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