就職活動の肝は、条件の整理と条件に合っている求人を見極めることです。
通勤場所、給料、職種、雇用形態などの基本的な条件に加えて、自身の特性に合っているかも踏まえて考えなくてならない為、1人で考えて就職活動することは非常に難しいです。
そんなときに有効なのが転職エージェントです。
1人で就職活動するの不安だな~
どんな仕事が合ってるかわかんないし・・・
また就職活動で困っているのかい!
そんなときは転職エージェントを活用したらいいよ!
聞いたことがあるけど、よくわかんないし連絡する勇気もないし・・・
よし!
今回は障がい者雇用における転職エージェントの活用の仕方についての解説とおすすめの転職エージェントについてまとめいこう!
それでは行きましょう。
転職エージェントとは
転職エージェントは就職活動をサポートする職業紹介サービスのことです。
キャリアカウンセラーと呼ばれるスタッフが、利用者の条件に合った求人を探して紹介してくれます。
代わりに探してくれるの!?
僕何もしなくていいの!?!?
そうなんだよ!
最初に条件を伝えておくと、条件に合った求人をさがしてもらえるんだよ。
もちろん探してもらっている間、求人サイトで応募してもOK!
それなら、どんな求人が合うか悩む時間も減るね!
利用するとどんな感じで紹介してもらえるの??
利用の流れはこんな感じ!
転職や就職活動ではハローワークを利用することが主流でしたが、現在では転職でエージェントを利用する方も増え、利用者が増加しているため求人を出す企業も増えました。
ハローワークと転職エージェントは使い方が違うから、併用して活用するのがおすすめ!
でも、探してもらえるだけなら自分でも出来るしな~
他にどんなメリットがあるの??
では転職エージェントを活用したときのメリットを確認していきましょう!
転職エージェントを活用する7つのメリット
一つずつ見ていきましょう。
企業側に障害、配慮事項、働き方の希望がより詳しく伝わる
書類選考や面接などで障がいについて自分で説明する機会はありますが、緊張などからうまく伝わらないことがあります。
転職エージェントを活用すると第3者の視点でから特性や配慮について企業にフォローしてもらえるため、企業に理解してもらいやすくなります。
もちろんその分採用率も上がります。
職場定着のサポートもしてくれる
就職活動は就職して終わりですが、本番はここからです。
就職後に安定して仕事ができることが最終目標となります。多くの転職エージェントではアフターケアとして半年程度の期間。定期連絡をして不安なことの聞き取りや会社との交渉をしてもらえるため、働いた後の不安も軽減されます。
障害者雇用に前向きな企業が多い
エージェントで出している求人は企業が広告費を払って募集をかけています。
そのため無料で掲載できるハローワークの求人より、採用に前向きな企業が多く存在しています。
非公開の求人を紹介してもらえる
就職活動の成功の秘訣は多くの求人に出会うことです。
転職エージェントを運営している会社では、同時に求人サイトも運営していることが多く、エージェントに登録することで、通常の求人サイトに出していないような求人も紹介してもらえます。
ちなみに求人サイトで求人を非公開にしている理由は、掲載すると大人気で応募が殺到するような求人だからです。たくさん応募が来てしまうと人事も選考しきれないですから、エージェントに依頼をしてある程度絞ってもらっているのです。
日程調整などの企業対応行ってもらえる
ハローワークや転職サイトを活用すると、自分で面接の日程を調整必要となります。しかしエージェントを活用していれば、転職エージェントが代わりに調整してもらえるので、面接の対策や書類作成に集中できます。
条件の交渉をしてもらえる
勤務条件や配慮事項に関して自分では伝えにくい交渉なども代わりにしてくれます。
企業が対応するかは別の問題ですが、交渉事は自分でするよりスムーズに進むことが多いです。
無料で利用ができる
転職エージェントは企業側から紹介料をもらっています。そのため求職者はすべてのサービスが無料で利用できます。
え!
無料なの!?
そうなんだ!
本来であれば自分ひとりですることを代わりにしてもらった上に、採用率も上がることを無料でしてくれるんだよ!
でもここまでのサービスで無料ということはいい事だけじゃないのかな??
確かにその通り!
活用するときの難点もまとめてみたよ!
転職エージェントのデメリット
キャリアアドバイザーとの相性によってはストレスになる
エージェントを利用した、転職活動はキャリアアドバイザーを中心に進めていくこととなります。
人対人のサービスであるため、担当者と相性や合わないことや電話でのやり取りがストレスになることもあります。この点はある程度覚悟しておくことが必要です。
相性の問題に関しては解決法がありますので、後程紹介します。
サポートは掲載しているものに限定される
すべての求人に対応してくれるのではなく、自社で掲載している求人のみサポートしてくれます。
例えばこんな場合
とても良い担当者であっても他社の求人に関してはサポートできないで注意しましょう。
トータル的なサポートが別でほしい場合はこちらを参考に探してみてください。
転職時期が決まっていないと優先度が低くなる
エージェントは1人で何人もの方を担当しているため、転職希望の時期が早い方から優先に紹介していきます。
そのため転職時期が決まっておらず、曖昧だと紹介までに時間かかってしまいます。
地方だと求人が少ない
大手のエージェントは大都市に営業所などを作っているため、求人としては都市圏に多く、地方に少ないです。そのため郊外で就職を決めたいと考えている方には向かない方法です。
求人を紹介してもらえない
いざ登録してみたけど、メールで「紹介できません」と言われてしまうことがあります。
求人は運とタイミングの要素が強いため、紹介出来ない求人も出てくることもあります。
ハイクラス求人が多い
ハイクラス求人とは、給料を多くもらえる反面、仕事の内容がハイレベルなことや大企業で入社のハードルが高い求人のことを言います。
ハイクラス求人が多いということは、その分条件に合わないことも多く紹介されないということです。
なるほど、こういった点には注意する必要があるのか
こうしたデメリットに関しては1つ解決策があるんだ!
転職エージェントへの難点の解決策
先ほど挙げたような不満は複数の転職エージェントに登録することで解決が出来ます。
複数登録をすることで理由は2つです。
キャリアアドバイザーの比較ができる
キャリアアドバイザーの比較ができるようになり、相性が分かるようなります。そうなれば相性のいいアドバイザーからの求人を紹介してもらうことが出来ます。
ちなみに相談をすれば担当アドバイザーを変更することもできます。
なかなか自分では言いにくいかもしませんので別の方から伝えてもらっても良いです。
閲覧できる非公開求人を増やすことが出来る
転職の基本は求人を多く見て選ぶことです。複数の登録をすることでより多くの非公開求人と出会える確率を上げることが出来るのです。
さらに転職時期がしっかり定まっていればほぼデメリットはなくむしろ自分の理想に近い企業に出会える可能性が高まるため転職の成功率が格段に上がります。
会社を一つに絞って利用する必要はないんだね!
もし複数のエージェントで求人がないと言われてしまったら、自分の条件を確認してみよう!
勤務地、職種、給料、時間は条件を広くすることで、紹介率は上がります!
でも、就労移行使っているんだけどエージェント活用してもいいの??
それに関しては使っても問題ないけど条件付き!
それについても説明するね!
支援機関との併用について
この記事を読まれている方の中には、就職を目指すためのサービス(就労移行支援事業所や就業・生活支援センターなど)の支援機関を活用している方もいると思います。
結論としては支援機関を活用していても、併用して問題ありません。
転職エージェントの役割はあくまでも職業紹介事業所です。立ち位置としてはハローワークと同じようなものです。
そのため就職ための訓練をする就労移行支援や就職活動のサポートをする就業・生活支援センターは併用して活用しても大丈夫です。
しかし、事業所では計画を立ててサポートしていますので、転職活動の進め方が変わってきます。転職エージェントを活用する前に必ず、相談するようにしましょう。
なるほど早速相談してみよ!!
でもいろんな事業所があるんでしょ?
どこがいいの??
最後にお勧めのエージェントを紹介していくね!
おすすめ転職エージェント7選
現職の就労支援員の私がおすすめするエージェントをまとめていきます!
メインエージェント
多くの方にとって使いやすく幅広い求人があるため登録しておくべき2つのエージェントです!
この2つは最低でも登録する必要があります。
dodaチャレンジ
CMでも有名なDodaがもとになっている障がい者雇用に特化しているエージェントです。現時点で転職エージェントの中では求人数がトップレベルに多いエージェントになります。
特に転職エージェントは地方の求人には弱い印象ですが、地方にも求人も扱っていることや新卒や有名企業などのいわゆるハイクラスの求人も扱っているため、利便性はかなり高いエージェントです。最初はDodaチャレンジを登録しておけば間違いなしです!
Dodaチャレンジをより詳しく知りたい方はこちらから↓↓
アットジーピー【atGP】
障がい者雇用のエージェントの中ではトップクラスの実績があるパイオニア的な存在です!
atGP の運営会社「ゼネラルパートナーズ」は障がいをお持ちの方の就職・転職に特化してして事業を行っている会社です。そのため他のエージェントと比べると障がい者雇用に対してのノウハウは頭一つ抜けている印象で、登録して損はないです。
対面の面談は東京、大阪、名古屋のみですがWEBの面談もできるので全国で対応してくれます。
サブエージェント
地域が限られていたり、特化しているエージェントで、必要であれば登録すると役に立つ5つエージェントです。
Agent-Sana
障がい者の転職エージェントでは一番古い歴史を持つエージェントです!
求人数もダントツの多さでDoda,atGPよりも多いです。
ただし身体障がい、内部障がいに特化しているエージェントです。もちろんそのほかの方でもご相談は可能ですが、紹介出来る求人が少ない可能性があります。そのためサブとしての紹介とさせていただきました。
DIエージェント
少しずつ浸透してきている、障がい者雇用のテレワークに特化しているエージェントです。求人のほとんどがテレワーク求人であるため、在宅での仕事を希望している方には外せないエージェントです。就職後のサポート体制もしっかり出来ているため安心して仕事に取り組めます。
逆にテレワーク以外の求人が少ないためサブとさせていただきました。
マイナビパートナーズ紹介
就活サイトの大手であるマイナビグループから出ている、障がい者雇用に特化した求人サイトです。就職活動のノウハウを活かしたサポートをしてくれます。
また特例子会社ということもあり障がい者雇用を実践している会社なので、障がい者雇用の経験もしっかりあります。
都市部を中心に求人が出ているため、首都圏や関西の都市部で採用を考えている方にはお勧めです。
地方の求人が少ないためサブとさせていただきました。
ランスタッド
世界的には人材サービスの超大手のランスタッドです。精神保健福祉士の資格を持っている方からのサポートを受けることできます。つまり、障がいにも、転職にも強いサポートが受けられます。全国規模で拠点があり支店数も60店以上あるため地方であっても対面での面談が可能です。
基本的に正社員の求人を中心に掲載しているためフルタイム希望、対面での面談希望の方にはおすすめです。
メインので紹介したエージェントに比べると、求人数が少ないためサブとさせていただきました。
福岡県雇用拡大事業
福岡の方限定の障がい者雇用のエージェントになります。県の委託事業で綜合キャリアトラストという会社が運営をしている公的なサービスのため安心です。見学、体験、面接に同行してくれるため心強い味方になります!
公的なエージェントは全国でも珍しいため紹介しました。
福岡県で就職活動を検討している方は一度相談をしてみてください!
福岡限定のためサブとさせていただきました。
福岡県雇用拡大事業公式ホームページ
まとめ
転職エージェントの活用についてまとめました。
面談など少し手間に感じることもあると思います。
しかし客観的なアドバイスをもらえたりアピールをしてもらえたり転職に関してのメリットがとても多いサービスです。
一度勇気を出して相談してみてください。
成功への近道になるかもしれません。
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