【障がい者雇用】自己PRの例文付き初めてでも書ける職務経歴書の書き方

求職者の障がい者雇用

職務経歴書は転職経験がある方なら書いたことがある方もいるかもしれません。職務経歴書は企業へ応募する際に必要になる書類です。書き方が決まっていないので応募書類の中で最も難しい書類の一つとなります。そして企業はこの書類を重要視していることが多いです。

なので今回は職務経歴書の重要性や書き方を解説していきます。
また障がい者雇用特有の書き方もあるためよく確認しておきましょう。

この記事の概要
  • 職務経歴書は自分をアピールするための重要なツール
  • 障がいについて詳しくまとめておくことで企業が理解しやすくなる
  • 企業側が見やすい書き方をする

最後に障がい者枠用のフォーマットをダウンロードできるようにしてあります。

履歴書の書き方についてはこちらへ↓↓




職務経歴書

まずは職務経歴書についてまとめていきます。

職務経歴書とは

職務経歴書はこれまで働いてきた自身の経歴やスキル、資格をまとめた書類です
職歴を記載するため、新卒の方やこれまで働いた経験のない方は準備する必要はありません。

また地方や非正規(パートやアルバイト)などの求人では、職務経歴書を必要としない場合もあります。そのため転職経験のある方でも作成した経験のない方もいるかもしれません。

職務経歴書の提出有無は求人に記載があるため必ず確認するようにしましょう。

求人票の見方を詳しく知りたい方はこちらから↓↓

職務経歴書が必要な理由

職務経歴書が必要な理由は3つです。

必要な理由
  • 経歴の詳細を伝えるため
  • アピールをするため
  • 障がいについて詳細を伝えるため

経歴の詳細を伝えるため

応募書類を提出する際に履歴書を合わせて送ることになります。

履歴書には会社名と働いた期間の記載はできますが、どんな職種でどんな業務をしてきたのかはわかりません。そのため企業側に経歴を具体的に伝えために必要な書類となります。

アピールをするため

履歴書では志望動機を記載する欄があるため、職務経歴書では自己PRを記載することが多いです。そのため経歴や資格、スキルを含めアピールチャンスのタイミングになります。

また職歴がない方は自己PRのみを作成して、添付することで意欲をアピールすることもできます。

自己アピールのイラスト(男性)

障がいについての詳細を伝えるため

障がい者雇用では応募時に障がいについて理解してもらう必要があります。そのため職務経歴書に障がいの症状や対処法、配慮してほしい項目をまとめて記載をする事でより、企業側に障がい理解してもらうことができます。

これまでの経歴に興味を持ってもらうことで面接に進むことが出来ます。そして面接では職務経歴書を基に質疑応答が進められますので職務経歴書は自分をアピールするための重要な役割を果たすのです

例えるなら買い物におけるチラシの役割に似ています。

いかに応募書類に興味をもってもらえるか重要度が分かってきたと思います。

では実際の職務経歴書の書き方についてまとめていきます。

職務経歴書の書き方

肝心の書き方ですが、職務経歴書は決まったフォーマットや書き方はありません。つまり良くも悪くも自由にまとめることが出来るということです。

ですが面接の対応している人事の方も量が多いと時間が取れないので読む時間に配慮して、A4用紙1枚多くても2枚までに収めることをおススメします

今回の記事では、私が作成したフォーマットに沿って解説していきます。この記事の最後にダウンロードできるようにしておきますので使いやすいように修正するなどご自由にお使い下さい。

職務経歴書の記入項目

職務経歴書の記入してほしい項目は6項目です。

職務経歴書の記入項目
  • 企業の宛先、住所、氏名、連絡先
  • 希望職種
  • 職務経歴(会社名、働いた期間、雇用形態、職種、具体的な業務内容)
  • 資格・スキル
  • 自己PR
  • 障がいについて(障害名、手帳の種類、症状や特性、配慮事項、通院頻度、支援機関)

では一つずつ解説していきます!

・企業の宛先、住所、氏名、連絡先

応募先の企業で多くの応募が来ている可能性もあります。万が一の紛失を防ぐため名前や住所を記載しておきましょう。

希望職種

企業側で複数の職種で募集をしている可能性もありますのでどの職種に応募したのか分かるように記入しておいても良いでしょう。

困った顔で働く会社員のイラスト(男性)

職務経歴

職務経歴を記入する項目になります。
記入項目は画像のように会社名、働いた期間、雇用形態、職種、具体的な業務内容などです。
アピールといった意味では「実績」をまとめても良いですが、無くても問題はありません。

大きなポイントは業務内容、経歴並べ方の2つです。

業務内容

業務内容は具体的にどんな事をしてきたのか箇条書き又は短い文章にしてまとめていきます。基本的にはわかりやすいことが前提ですので企業の人事担当が読みやすいよう箇条書きをお勧めします。

記入例のようにこの時思いつく業務内容は詳細をすべて記入するようにしましょう。

良くない記入例
  • 事務作業
  • 接客
  • 営業
良い記入例
  • 小口現金の管理、伝票管理、電話応対、来客応対、会議資料の準備
  • 来店されたお客様のご案内、レジ業務、品出し業務
  • 新規開拓、既存顧客のフォロー、納品手配

事務だけでも営業事務、経理事務、総務事務など数多くの業務があります。自分がどんなことをしてきたのかを具体的に記載することで人事担当はイメージしやすくなります。

職務経歴の並べ方

職務経歴の並べ方は大きく3つあります。

職務経歴の3つの並べ方
  1. 働いた順に上から書いていく
    (過去から順番に見やすくする)
  2. 働いた順に下から書いていく
    (直近の職歴をアピールする)
  3. 目立たせたい順に書いていく
    (アピールをしやすくする)

この並べ方にも決まりはありませんが、一番わかりすいのは1番並べ方になるのでお勧めです。

資格・スキル

履歴書にも記入欄があるため重複する可能性もありますが、改めて記入しても良いでしょう。

特に履歴書に書ききれない場合やよりアピールしたい場合においては必ず記入しましょう。

またパソコンのスキルはマクロを組める事やPowerPointで資料が作れるなど資格としてまとめることができなくてもがスキルとして記入することが出来るためプラスの評価になる可能性が高まります。

自己PR

履歴書に記載する志望動機は要約すると何故応募したのかをまとめたもので、職務経歴書に記載する自己PRには何が出来て、採用後に企業にとってどんなメリットがあるかをまとめたものになります。

戦略・策略のイラスト(男性)

これまでの経験やスキルについて過去のエピソードも含め記述していきましょう

文章構成の一例ですが

記入例

私は今までの経験の中で○○(仕事や部活等)に力を入れて取り組んできました。その経験の中で△△(自分のスキルや強み)を学び身に付けました。特に○○(仕事や部活等)では▲▲(担当したこと)を担当して△△(自分のスキルや強み)を意識して行い■■(実績)のような成果を上げる事が出来ました。貴社でもこれまでの経験で身につけた△△を実践することで必ず力になれると考えております。

この文に自身のエピソードや項目を入れていくことで7割程度の文章になるのではないかと思います

この文書は当たり障りなくだれでも使いやすいイメージで作成したため、この文章をもとに自分なりに修正して活用することをお勧めします。

障がいについて

記入項目は障害名、手帳の種類、症状や特性、配慮事項、通院頻度、支援機関です。

特にポイントは障がいの特性・症状、配慮事項です。

障がいの症状・特性

障がいに関しては自身の状態について記載をしていきます。この時より具体的に記入するほうが相手には伝わりやすくなります。

特に精神障がい、知的障がい、内部障がいなど外見ではわかりずらいため詳しく記入しましょう。

良くない記入例
  • 集中が続かない
  • 気分が落ち込みやすい
  • マルチタスクが苦手
良い記入例
  • 集中が続かない
    1時間程度集中できますがその後5分ほどぼーっとしてしまいますがその後はまた1時間集中できます。
  • 気分が落ち込みやすい
    寒い日は気分が落ち込みやすいですが、出勤は問題なくできます。
  • マルチタスクが苦手
    聞きながらメモを取るなど同時に作業をすることが苦手です。

配慮事項

配慮事項は働くにあたり障がいに関してサポートをしてほしいことを記載する場所です。

自身の症状や特性に照らし合わせながらどんなサポートがあれば仕事に集中できるのかを具体的に考えてみましょう。

配慮事項の記入例
  • 集中が続かない
    1時間に1度5分間席を立つ時間が欲しい
  • 気分が落ち込みやすい
    月に1度通院のため半日から1日のお休みが欲しい
  • マルチタスクが苦手
    指示を受けたあとメモを取る時間が欲しい

障がいについては無理なく仕事を続けていくため、企業側に理解してもらうには必要な項目です。
出来るだけ細かく正直に記載をしましょう。



フォーマット

最後に職務経歴書のフォーマットを張り付けておきます。
そのまま使っても好きなようにいじってもらっても構いませんのでご自由に使用してください。

また職務経歴書の作成をサポートを含めた就職活動をサポートする機関もいくつか存在します。

サポート機関

・障がい者就業・生活支援センター
・転職エージェント
・就労移行支援事業所(定期通所が必要となる)
など

私のおすすめはdodaチャレンジやatPGといった転職エージェントです。
企業に合わせてた書き方などのアドバイスをしてくれるのと求人の紹介をしてくれるため就職活動がより有利なります。

dodaチャレンジ

atPG

こういったサービスを活用して作成する事でより良い職務経歴書が作成できますので検討してみてください。

まとめ

記事のまとめ
  • 職務経歴書を作る理由は3つ
    • 経歴の詳細を伝えるため
    • アピールをするため
    • 障がいについて詳細を伝えるため
  • 人事担当は多くの書類を見るためより読みやすく作成する必要がある
  • 障がいについて詳しくまとめることで企業が理解、配慮がしやすくなる。

職務経歴書は作成にとても苦労する分とても重要なアピールためのツールです。しっかり作成しておくことでより大きなチャンスに繋がるものですのであきらめずに作成しましょう。

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