就労移行支援事業所を検討している方は事業所にどんな事を求めていますか?
「就職実績がある」、「優しいスタッフがいる」、「スキルが向上出来る」ことももちろん大切ですが、模擬会社のように会社に近い環境することでより仕事をイメージをつけることができます。
今回は会社に近い環境で訓練が出来る、「SAKURAセンター」についてまとめていきます。
- 働くための力を理解をして身に付けたい方
- 職場をイメージして訓練をしたい方
- 事務やパソコンの基礎スキルを身に着けたい方
- 長く働くための力を身に着けたい方
それでは行きましょう。
SAKURAセンターの概要
SAKURAセンターは
「あなたの働きたいという気持ちを大切にしたい」をキャッチフレーズに
株式会社綜合キャリアトラストが運営を行っている就労移行支援事業所です。
創業である長野県と首都圏を中心に拡大をしており、全国に17センターと多くの事業所を持っています。
・SAKURAセンター
就労移行支援事業所
・CVT事業
事務補助などの業務で就労できる部署
・ミーツプレイス
参加者1人1人にアテンドが付く合同企業説明会の運営
・ofuIKU(オフイク)
働くママを応援する新しい働き方
・visionguide
様々な企業の社風を知ることが出来るサイト
事業内容を見ると障がいに限らず働きたい気持ちがある人と企業を繋ぐ懸け橋のような事業が多いですね。
その他にも
福岡県や群馬県では県の委託事業として障害者雇用を専門の求人サイトの運営をしており、
障がい者向けの就職支援に力を入れています。
親会社は人材派遣会社
親会社は綜合キャリアオプションという全国展開をしている人材派遣会社です。
そのため、全国の企業との繋がりにおいては他の就労移行とは引けを取らない強みであり、就職活動においては強力な武器になります。
全国の事業所の所在地
首都圏エリアを中心に全国に17センターあります。
場所は下記の通りです。
東京エリア
SAKURA早稲田センター
(発達障害に特化した事業所)
長野エリア
埼玉エリア
群馬エリア
新潟エリア
富山エリア
山梨エリア
福岡エリア
それではSAKURAセンターの強みを紹介していきましょう。
SAKURAセンターの強み
SAKURAセンターの強みを一言で伝えると実践訓練です。
具体的には4つの強みがあります。
- 独自の評価ツール「LQプログラム」を活用したカリキュラム
- 職場に近い環境で訓練を実施
- 親会社を活かした求人開拓
- 事務系に強い
独自の評価ツール「LQプログラム」を活用したカリキュラム

LQプログラムとは綜合キャリアグループが開発した。働くスキルを身に付けるためのプログラムです。
LQプログラムのLQは
Labor‘s Qality:レイバーズ・クオリティの略で「労働者の資質」を意味する言葉になります。
このプログラムの特徴は「理解をして」「行動が出来る」ことにあります。
例えば
職場では「報連相」に関して「なんで大切なのか」、「いつ・どうやってするのか」など具体的に教えてくれる機会は少ないです。
しかしLQプログラムを活用すると下記のような流れで習得ができます。

これを繰り返し習得し、「なぜするのか」「どうやってするのか」を理解しながら身に付けることが可能です。
こうしたビジネスマナーの項目は・・・
- 電話対応
- 身だしなみ
- お茶出し
- 来客対応
など30以上のシチュエーションに合わせた項目を習得できます。
LQプログラムを活用するといわゆる「職場での暗黙の了解」や「空気を読む」といった、抽象的で分かりにくいビジネスマナーを習得または理解する事が出来るようになります。
そしてビジネスマナーを習得できると、職場での関係性作りを円滑にすることが可能になり、長く働きやすくなります。
職場に近い環境で訓練を実施
LQプログラムは実践することで身に付きます。
そのため、SASKURAセンターはよりオフィスに近い環境を整えています。
- スケジュールはほぼすべて職場をイメージして作られている。
- 服装は基本的にスーツの着用
- 工賃の出る作業を提供して、実践的な訓練
など
より近い職場環境で訓練を行うことのメリットは
就職後に就労移行と職場の環境に差が出ないことでスムーズに職場環境になじむことが出来ます。
また環境やスケジュールを職場に調整することで、職場に合った配慮を知ることが出来るため個人ペースに合わせた働き方を見つけやすいです。
親会社を活かした求人開拓
親会社が派遣会社なので企業とのパイプで多くの求人を紹介してもらえます。
特にハローワークに出ていない仕事などを、先取りしていることもあるほど強いつながりです。
就労移行は就職して長く働くことが目的ですので、企業との繋がりはとても大きなメリットになります。
事務のスキルを身に付けられる。

基本的には事務系の就職に強く、パソコンのスキルの向上や資格取得支援も行っています。
ただし、就職先は事務に特化しているわけではなく、地域の求人状況に合わせた業種で就労者を輩出しています。
\\働き続けるための力を身に付けよう!//
SAKURAセンターの就労実績
就労支援事業所において就職者の人数と職場定着率は確認しておきたいところです。
今回は比較として、以前記事にしたLITALICOワークスの実績と比べていきます。
こちらも併せて参考にしてみてください。
就職者数
ホームページを見たところ全国の合計を出した数値ではなく各センター毎に数値を掲載していました。
多くの事業所では全国の合計で掲載しているところが多く、各センターで掲載しているのは事業所選択には分かりやすい指標になりますね。
今回は17センターのうち、
5センターの2019年度~2021年度の就職者を見ていきましょう。

コロナ禍の影響からか若干少ない印象ですが、平均年間10名前後の就職に繋げている形ですね。
比較として以前記事にしたLITALICOワークスは2021度の就職者の実績は全国で1,712名の就職者を出しています。事業所単位で計算すると1つの事業所で平均約17名程度の就職者を出しているとしました。
LITALICOワークスと比べると少し就労者の数は少ないですね。
ただし、厚生労働省が出しているデータでは全国の就労移行支援事業の就職者平均は3.4名ですので、全国平均で考えると十分に高い数値と言えるでしょう。
職場定着率
また、6か月間の職場定着率は驚異の100%です。先ほど比較したLITALICOワークスでも91%ですのでかなり高いことが分かります。
これはLQプログラムを活用した訓練で働く力を身に付けたことが要因であると考えられます。
総評
就職人数に関しては全国の平均以上の就職率であり、その分定着率はトップであることがわかりました。
この結果を見るだけでも、働き続ける力を身に付けられるSAKURAセンターを選んで損はないでしょう。
実際に訪問しての様子
私も過去に4センター程訪問したことがあるため、その時の様子をお伝えしていきます。
ビジネスマナーを実践する環境が豊富
センターに入った際に皆さんでしっかり挨拶をしてくれてた事です。さらに、お茶も利用者の方が練習をかねて出して下さることもありました。
こうした場面でも実践出来る程のマナーを習得出来るのかと感じました。
どのセンターも公共交通機関から近い
私が訪問したセンターはどこも駅から5分程度で行けるほどアクセスがよかったです。
場所にもよりますが、車での通勤も可能の事業所もあるということでした。
雰囲気はセンターによって違う
各センターで雰囲気には特徴があります。アットホームな雰囲気の事業所や会社に寄せた雰囲気で少し緊張感のある事業所などがありました。
どちらが良いか利用する方によって違うため、見学や体験をしっかりしてから決めると良いと思います。
SAKURAセンターの口コミ
利用を検討するにあたり、実際に利用している方の情報も重要なポイントになります。
SAKURAセンターに対するGoogleの口コミをまとめてみました。
良い口コミ
カリキュラムも講義形式のものだけでなく、軽作業やパソコンを使ったものも多く、幅広く、なおかつ実践的な訓練ができる。初めて働く人や長く仕事を休んでいる人が、就職前に通う場所としては、最適な場所だと思う。
スタッフの方が親切で 丁寧な指導が受けられる とても良い就労移行支援事業所だと思います
就職率も定着率もレベルは高い方です。
障害者就労移行支援事業所で障害がある人が 仕事場のマナーを学べますし、パソコンも学べましスタッフがとっても優しく心配事がある時相談に乗ってくれますし楽しいです。
といった意見がありました。
利用された方も、マナーを身に着けることや実践的なカリキュラムについて評価する意見が多くみられました。
次にネガティブな口コミを見ていきましょう。
ネガティブな口コミ
求人を決める際に、SAKURAセンターの利用期間の終わりが迫っており、急いで決めてほしいという対応をされた。
雰囲気が何だかビリビリした感じがした。
といった口コミがありました。
就労移行支援事業所の利用期間は2年と決められているため、そこまでに就職先を決める必要もあります。そういった場合焦らされることもある様子ですね。
SAKURAセンターの利用のおすすめの方
最後にSAKURAセンターを利用のおすすめの方は下記のような方です。
- 働くための力を理解をして身に付けたい方
- 職場をイメージして訓練をしたい方
- 事務やパソコンの基礎スキルを身に着けたい方
- 長く働くための力を身に着けたい方
以上のような方には強くおすすめします。
働く力を身に着けるという点においては就労移行でトップレベルです。
就職を目的ではなく、働き続けることを目的としている方は活用する価値ありです。
まとめ
- SAKURAセンターは業務スキルだけでなく、ビジネスマナーも身に付けられる
- ビジネスマナーを身に付けることで、職場での人間関係を円滑にすることが出来る
- 職場イメージした環境で、実践的に訓練が出来る
就労移行支援事業所を活用するときには必ず見学、体験をすることになります。
出来るだけ多くの事業所を見学することでより、希望に合った事業所を見つけられます。
ぜひ見学してみてください。
\\働き続けるための力を身に付けよう!//
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